「名前の法則」の世界へようこそ。
ここでは有名人の名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。
「さぁて、週末恒例のクイズといきますか。」
『ちょっと待ったー!!』
「どうしたんですか?有作さん。」
『今日こそ言いたい事言わせてもらうぜ!』
題して、
亡き人生幸朗師匠に捧ぐ〜ぼやき漫才
(平成ヒットソング編)その1 だ!
「ぼやき漫才ですか?」
『俺が尊敬する、人生幸朗(じんせいこうろ)師匠のぼやき漫才を令和に復活させるのさ!』
「尊敬する人がいたんですね?」
『人生幸朗師匠が昭和57年に亡くなられてからというもの、このぼやき漫才を継承する者がいなかった為、平成のヒットソング(J−POP)は野放し状態だった!』
「確かにあの手の漫才をやる方はいなかったですね。」
『そこでこの俺が人生幸朗師匠に成り代わり、平成のぬるいヒットソングに喝を入れてやる!』
「大丈夫ですか?そんな事言っちゃって。クレーム殺到しても知りませんよ。」
『クレームが恐くてブログが書けるか!』
「まぁそこまで言うんなら、あともうお任せします。」
『ミルクボーイやぺこぱの漫才を模倣する世間の風潮に逆らい、敢えていま人生幸朗・生恵幸子(いくえさちこ)風のぼやき漫才に挑むこのアグレッシブなブログに賞賛の声を頂きたい。』
「そんな事より、やるなら早くやって下さい。」
『その前に、まず人生幸朗師匠の御霊を召喚しよう。』
「えっ?そんな事出来るんですか?」
『お前は取り敢えずこの歌を唄ってくれ。』
「え?都(みやこ)はるみさんの「大阪しぐれ」ですか?」
『その歌が呼び水になるから。』
「よく分かんないですけど、じゃあ唄いますね。・・・🎵ひとりで生きてくなんて〜、出来ないと〜、」
『ま、ま、まぁ皆さん聞いてください!』
「え?来たのかなぁコレ?」
『今の世の中、訳の分からん事が多すぎる!』
「本当に人生幸朗さんの魂が降りてきたみたいですよ。」
じゃあ始めてもらいましょう。
人生幸朗さんのぼやき漫才、平成ヒットソング編です!
『今の世の中、おかしな事ばっかりでんな。特に平成のヒット曲、おかしな歌ばっかりですわ。平成と言えばCDが1番よう売れた時代。よう売れるのをええ事に、適当な歌詞ばっかり書きやがってバカモン!』
「いや平成の時代も良い歌たくさんありましたよ。」
『あのMr.Childrenの「Everything(It’s you)」いう歌、皆さん聴いた事おまっか?』
「いきなりミスチルですか?」
『🎵ステ〜〜〜イ〜、何を犠牲にしても〜守るべきものが〜あるとして〜〜〜、僕にとって今君が〜それにあたると〜思うんだよ〜〜〜、やて。』
「良い詞じゃないですか?」
『“君を守りたい”言うたら済む話やないかい!こんな長いこと時間掛けやがって、回りくどいんじゃボケ!』
「まぁそれがミスチルの持ち味ですからね。」
『あとね、ゆずかすだちか知りませんけど、2人組の男が唄とうてる「夏色」いう歌がおまんねん。』
「今度はゆずですか?」
『🎵大きな5時半の夕焼け〜、やて。夏場の夕方5時半頃はまだ陽ぃ高いやろがい!夕焼け空になんのは6時半過ぎてからやろ!』
「あぁそれは本人達も反省してましたよ。」
『聞いたらこの歌、冬場に作ったから5時半頃に陽が暮れるのを見てそう書いたらしい。ちゃんと夏の日暮れ時を想像して書かんかい!』
「結果的に5時半のほうが語呂が良くなったから良いじゃないですか。」
『あとJUDY AND MARYいうバンドが唄とうてた「そばかす」いう歌、これも聴いてたら腹立って来てね。』
「何が腹立つんですか?」
『🎵大キライだった、そばかすをちょっと、ひとなでしてため息をひとつ・・・』
「問題ないでしょう?」
『その後サビになったら🎵思い出は〜、いつも綺麗だけど〜それだけじゃお腹がすくわ〜、やて。』
「思い出だけじゃお腹がすくの当たり前だろって言いたいんですか?そういうのは野暮なツッコミで・・・」
『“そばかす”の話はどこ行ったんや?』
「はい?」
『タイトルが“そばかす”やからそばかすの歌かと思たら、最初に出てきただけであと全然出てけえへん。🎵どうしてかしら、あの人の笑顔も思い出せないの〜って、知らんわい!』
「何もそんな怒る事じゃないでしょう。」
『歌のタイトルいうもんは、歌詞の内容に合わせて付けるもんやおまへんか?昭和の大ヒット曲「およげ!たいやきくん」。タイトルだけで、あーたいやきが泳ぐんやなぁと分かりまっしゃろ?ピンク・レディーの「サウスポー」。あー左利きの人の歌なんやなぁと分かりまっしゃろ?』
「まぁ昭和の歌は分かりやすいタイトルが多かったですけどね。」
『当時「るろうに剣心」いうアニメの主題歌に使われてヒットしたんでっけど、これも聞いた話ではそのオファーが来た時、作詞のYUKIも含めてメンバー全員の知ってるアニメが「キャンデー・キャンデー」だけやったらしい。』
「“キャンディ・キャンディ”ね。“ディ”の発音が苦手なとこまで一緒だな。」
『だから🎵そばかすなんて、気にしないわ〜、の“そばかす”をタイトルに付けたんですて。
「るろうに剣心」と“そばかす”関係ないやないか!ちゃんとどんなアニメか調べてから詞ぃ書かんかい!日本のアニメ、なめとったら承知せんど!』
「これも人生幸朗さん独特の言い回しです。人生幸朗さんがアニメに理解があったかは分かんないですけど・・・。」
『それからね・・・。』
「まだあんのかい!」
『え?何か言った?』
「いや、私が言ったんじゃないって言うか・・・。あ、どうぞ続けてください。」
『シャ乱Qの「ズルい女」いう歌、これも最後まで聴いたら腹が立つ。』
「(何が腹立つねん、言うてみい!)・・・アレ?」
『🎵バイバイ、ありがとうさようなら〜愛しい恋人よ〜、いうてね。もてあそばれた女性に対してキッパリと別れを告げる歌ですわ。』
「良いじゃないですか?詞の傾向としても面白いし。」
『途中まではええんですわ。あんたみたいな遊び人とはこれ以上付き合えんわと、俺には手に負えんわと、こっちから別れようという気持ちが歌詞全体に表れてる。ところが最後の最後にきて、🎵最後もう一度抱きたいよ〜、やて。・・・まだ未練あんねやないかい!もう1回やりたいんやないかい!』
「下品な言い方すんな、このアブラ虫!」
『ア、アブラ虫・・・?』
「いや、どうやら私のほうにも生恵幸子さんの魂が入ったみたいで・・・ゴチャゴチャ言うてんと早よ次行かんかい!」
『ほ、ほな次行かせてもらいます・・・。あとね、PUFFYっちゅう2人組のお姉ちゃんが唄うてた「アジアの純真」いう歌がおまんねん。』
「その歌がどないしてん!」
『この歌はまぁ全体的に訳の分からん歌ですわ。🎵北京、ベルリン、ダブリン、リベリア、束になって、輪になって〜、やて。ダブリンてどこやねん!?』
「そこかいな?」
『北京やらベルリンやらが束になったり、輪になったりする訳ないやろが!』
「文句言うんやったらそこやろな!」
『あと私が1番腹立ったのが、🎵白のパンダをどれでも全部並べて〜、やて。皆さん白いパンダって見た事おまっか?パンダいうのは白いとこと黒いとこがあるから値打ちおますねん。もしパンダの体が全部白かったら、ただの気の弱いクマやないかい!責任者出てこい!』
「責任者は井上陽水(いのうえようすい)さんや!ホンマに出てきたらどないすんねん!?」
『そらサイン貰うわな〜。』
「昭和のフォークソング世代かあんたは!?まだあんのんか?言うてみい!」
『ほな最後にこれだけ言わせてください、シンガーソングライターのaikoっちゅうのがいてまんねんけど、この人の書く詞がまぁ〜おかしいとこだらけ!』
「aikoちゃんいうたら可愛らしい歌ばっかりやないの。何がおかしいねんな?」
『「花火」っちゅう歌、ご存知でっか?🎵夏の星座にぶら下がって〜、って・・・星座にどうやってぶら下がんねん!🎵上から花火を見下ろして〜、って・・・頭おかしいんか!?』
「そういうイメージや!ポエムやメルヘンの世界ってそんなもんやろ?」
『🎵こんなに好きなんです、仕方ないんです〜って、言うてる間に降りて来い!』
「それぐらいあなたの事が好き、いう事ちゃうか?」
『🎵涙を落として火を消した〜やて。勝手に花火の火を消すな!』
「いつまでぼやいてんねん!ええ加減にせんかいこの泥亀!!」
『母ちゃん、ゴメンちゃい。』
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「はっ!やっと自分に戻れた。・・・有作さん?」
『母ちゃん、ゴメンちゃい。・・・母ちゃん、ゴメンちゃい。』
「まだ人生幸朗さんが残ってる!よーし、秘孔をついて・・・ハッ!」
『ウッ!・・・ここは何処?私は誰?』
「何とか戻ったみたいですね。」
『俺は何をしていたんだ?』
「覚えてないんですか?人生幸朗さんの魂を降臨させて、ぼやき漫才をずっとやってたんですよ。」
『そうか。・・・でも何だろう?言いたい事を言えてスッキリした気がする。』
「あれが言いたい事だったんですか?まぁスッキリしたならいいですけど。」
えーという訳で今回はぼやき漫才風に、平成のヒット曲の歌詞にイチャモンをつける形になってしまいました。苦情は有作さんに言ってください。
『俺が言ったんじゃなくて、人生幸朗が言ったんだよ!』
「大体イタコみたいな事出来る訳ないでしょ。ずっと有作さんだったじゃないですか?」
『という事はお前も出来ないよな?あのアブラ虫!とか、泥亀!とか言ってたのもお前だろ!?』
「さぁ何の事だかさっぱり・・・?」
えー今回も本の告知はしないでおこうかと思いましたが、まだまだ自粛生活長引きそうですし、連休どこも行く予定がないという方にこちらの本をお勧めします。
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『何だかんだで俺、一週間出ずっぱりだったな。ギャラはいくら貰えるんだ?』
「明日から普通の回に戻れるのかな?」
ではまた次回をお楽しみにー。