勝手にお名前診断 (第128回)※2021.4.21改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第128回目の今日はRATS&STARです。
このRATS&STAR=ラッツ&スターという名前は「ネズミ達と星」という意味と、英語表記の逆から読んでも「RATS & STAR」になる事から名付けられました。
元々はシャネルズという名前で「ランナウェイ」「街角トワイライト」などのヒットで人気グループとなりましたが、メンバーの不祥事(便宜上は疑い)により一旦活動休止し、再開するにあたってグループ名も改名したのです。結果的にシャネルズという名前が継続性の低い“ノーリターンネーム”だったから長続きしなかったという事になります。
RATS&STARとなって最初のシングル「め組のひと」がヒットし、再スタートを切りました。「め組のひと」と言えば一時Tik Tokで倖田來未(こうだくみ)さんのカバーバージョンが流行りましたが、オリジナルはRATS&STARの再起を賭けた曲だったのです。
それでは各メンバーの名前を見ていきましょう。
ローマ字で書くと=SUZUKI MASAYUKIとなり、
母音で見ると“ノーペアネーム”ですが文字で見ると「すず」と2文字目に濁点がつくものの、同じ文字が続く“連チャンネーム”です。
この連チャンネームは芸能界のジャンルに関係なく覚えてもらいやすい名前です。
特に「鈴木」は現在日本で2番目に多いありふれた苗字ながら、次から次へと新しいタレントが登場する、人気運の強い苗字です。
また全体を見ると(すずきまさゆき)と、「き」という字も2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。
この“ワンモアネーム”の方がバンドのメインボーカルだった場合、バンドでも成功してソロ歌手としても成功するという“ワンモア”な活躍をされる方が多いのです。
鈴木雅之さんはソロ歌手としても「ガラス越しに消えた夏」「もう涙はいらない」「恋人」などをヒットさせ、「ラブソングの帝王」とも呼ばれています。
「す」が2文字、「き」も2文字で“ワンモア”×2の効果なのか、バンドで成功してソロでも成功した後、菊池桃子(きくちももこ)さんとのデュエット「渋谷で5時」もヒットしました。
更にその2つ入る文字が「き」なので“お・か・きネーム”でもあります。
自分に厳しい方なので還暦を過ぎても止まる事を知らず、一昨年には初のアニメソングや、昨年には娘、いや孫ほど歳の離れた鈴木愛理(すずきあいり)さんとデュエットするなど、新しい事に挑戦し続けているのです。
(斜体文字が加筆した部分です)
続いてトランペットの桑野信義さん、
ローマ字で書くと KUWANO NOBUYOSHIとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。
この様なお名前を、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
文字で見ても(くわののぶよし)と同じ文字が続く“連チャンネーム”ですし “ワンモアネーム”でもあります。
桑野信義さんがボーカリストだったら歌手としてワンモアな活躍をしていたかも知れませんが、トランペッターだったので歌手以外のジャンルでワンモアな活躍となりました。
志村(しむら)けんさんの「だいじょうぶだぁ」や「バカ殿様」でコント俳優となったのです。コントとは言えセリフがあってお芝居をするんですから“俳優”ですよね。
なめらかネームは俳優向きの名前なのです。
ELTの伊藤一朗(いとういちろう)さんはノーペアネームのワンモアネームだったのでバラエティーでイジられ役になってしまいましたが、桑野信義さんはなめらかネームのワンモアネームだったのでコント俳優になったのです。正に名前の適性通りですね。
実はこのグループ、他にも良い名前の宝庫でして、
コーラスの佐藤義雄さん(低音のボンボンボンの方)は
ローマ字で書くとSATO YOSHIOとなる“なめらかネーム”で、RATS&STAR活動休止後は音楽プロデューサーとしてゴスペラーズやRIP SLYMEを世に送り出した事でも知られています。
KUBOKI HIROYUKIとなる“なめらかネーム”で「き」の文字が2つ入るワンモアネームでもありますし、
ギターの出雲亮一(いずもりょういち)さんは
IZUMO RYOICHIと、なめらかネーム+フルネームの最初と最後の母音が同じ“リターンネーム”でもある“ツーペアネーム”です。更に「い」の文字が2つ入るワンモアネームでもあります。
こうして主要メンバー5人の名前を見ると、その内4人もの方がワンモアネームだったんですねぇ。シャネルズからRATS&STARに改名してすぐに人気を取り戻せたのも、その効力だったのかも知れませんね。
・・・なんて感じで終わりたかったんですが、もう1人残ってましたね。ある意味忘れちゃいけない人が。
そう、コーラスの田代まさしさんです。(本名は漢字で政と書く)
ローマ字で書くとTASHIRO MASASHIとなるノーペアネームですが、「し」の文字が2つ入るワンモアネームでもあります。
ノーペアネームのワンモアネームなので鈴木雅之さんと同じタイプですが、メインボーカルではないのでELTの伊藤一朗さんと同じタイプという事になります。(伊藤一朗さん、何度も名前使ってスイマセン)そしてなめらかネームではないのでバラエティーで“ワンモア”な活躍をしました。
この方は非常に弁が立つので、バラエティーでも司会者的立ち位置にまわり、一時は多くのレギュラー番組を抱える売れっ子タレントになりました。
しかしノーペアネームの不安定さが出てしまったのか、盗撮容疑に始まり覚醒剤取締法違反などの度重なる逮捕で、世間の人気も信用も失ってしまいました。
懲りない性格なのか依存症なのか、逮捕歴もワンモアどころかツーモア、スリーモアと・・・シャレにもなりませんね。やめておきましょう。
以上RATS&STARのメンバーの名前を診断してみました。
もう1度このグループ名についてですが、母音で見るとラッツ&スターと、最初と最後の文字が同じ“リターンネーム”になります。シャネルズとしては3年程度でしたが、ラッツ&スターはまだ正式に解散していません。グループ名はやはりリターンネームのほうが存続期間が長くなるんですね。
なのでいつか活動再開なんて日がくるかも知れませんよ。おそらくそこに田代まさしさんはいないでしょうけど。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。