勝手にお名前診断 (第263回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第263回目の今日は伊集院光さんです。
このお名前は芸名です。
本名は田中 健(たなかけん)といい、有名な俳優さんと同姓同名です(でした)。
この名前をローマ字で書くとTANAKA KEN となり、
苗字の最後の文字「か」と、下の名前の最初の文字「け」、
フルネームの最初の文字「た」と、最後の文字「け(ん)」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
安定しないノーペアネームのせいか高校時代は不登校を重ね、挙句の果てには卒業間近の3年2月に中退して、当時の三遊亭楽太郎(さんゆうていらくたろう)(現:円楽(えんらく))さんに弟子入りし、三遊亭楽大という名前を貰って落語家としてスタートしました。
この名前をローマ字で書くとSANYUTEI RAKUDAI となり、
苗字の最後の文字「い」と、下の名前の最初の文字「ら」、
フルネームの最初の文字「さ」と、最後の文字「い」の母音が違います。
こちらも安定しないノーペアネームのせいか、落語家としての活動はそこそこに師匠に内緒でラジオ番組に出演する様になります。
母音ではなく文字で見ると(さんゆうていらくだい)と、「い」が2つ入る“ワンモアネーム”です。
落語家からラジオDJと考えるとワンモアなのですが、師匠には内緒だった為にこの名前は使えずもちろん本名も使えず、第三の名前を使う事となりました。
それが伊集院光という名前だったのです。
ローマ字で書くとIJUIN HIKARUとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。(「ん」で終わる名前の場合、一つ前の文字で判断します。)
この様なお名前を、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
“なめらかネーム”はまず人気運の強い名前です。
テレビにはまだほとんど出演していなかった為に世間には顔も知られていない存在でありながら「オールナイトニッポン」の2部を担当するなど、ラジオのDJから人気に火がつき始めました。
この伊集院光という名前はラジオ出演時の仮の名前という事もあり、(実際の容姿に関係なく)どうせならカッコいい名前をつけようとしたもので、結果的に漫画の主人公(美男子タイプ)の様な名前になりました。
ただそのせいでラジオを聴いてファンになった女の子が出待ち(生放送終わりでスタジオから出てくる所を待つ行為)をしたところ、あまりの名前と容姿とのギャップに「うそつきー!」と罵声を浴びせて帰ったという逸話も残っています。
この名前も文字で見ると(いじゅういんひかる)と、「い」が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。
伊集院光さんはDJとして人気を博し、やがてテレビに進出していきました。
ラジオDJからテレビタレントと考えると、今度こそワンモアな活躍と言えるでしょう。
ゲーム好きであった事からその知識を活かし、いち早くゲーム関連の番組で進行役を務めたほか、体型を活かしてデブグルメタレントとしても活動しました。
“なめらかネーム”は「身体で稼ぐ」タイプでもあるのです。
やがて当時タレントだった篠岡美佳(しのおかみか)という方と結婚して養子に入った為、本名は田中 健から篠岡 健となりました。
ローマ字で書くと SINOOKA KENとなり、
苗字の最後の文字「か」と、下の名前の最初の文字「け」、
フルネームの最初の文字「し」と、最後の文字「け(ん)」の母音が違います。
こちらもノーペアネームですね。
現在テレビでは博学を活かしてクイズ番組などで活躍していますが、ほとんどが準レギュラーや不定期出演の為安定しているとは言えません。
ただ世に出るきっかけとなったラジオでは25年も続いている冠番組があります。
なめらかネームの安定感は、やはり育った土壌でいきている様です。
この様に有名人のお名前を母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。