勝手にお名前診断 (第110回)※2021.4.1改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第110回目の今日は久本雅美さんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くとHISAMOTO MASAMI となり、フルネームの最初と最後の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。
今週は吉永小百合さん以外、バラエティーでも活躍された女優さんを紹介してきましたが、最後はやはりこの方にご登場願いましょう。
何で最後にお笑い芸人なんだって?とんでも無い、この方はれっきとした女優さんですよ。えぇ、誰が何と言おうと女優です。ただ、完全にバラエティー向きの人だったというだけです。
大阪出身の久本雅美さんは短大卒業後に上京し、佐藤B作(さとうビーさく)さんの主宰する劇団東京ヴォードヴィルショーに入団します。
そこのメンバーだった柴田理恵(しばたりえ)さんや佐藤正宏(さとうまさひろ)さんらと共にWAHAHA本舗を設立するんですねぇ。
ね、劇団に入って更に新しい劇団を自分たちで立ち上げたんですから、経歴だけで見ると女優っぽいでしょ。
ただその劇団でやってた事が、自分の乳首をつまんで「コーヒー豆!」という身体を張ったギャグ芝居だっただけの違いです。
その後タモリさんの番組「今夜は最高!」のミニコントへの出演をきっかけに、バラエティー番組に出演する様になります。
リターンネームはバラエティーに強い名前です。頭角を現すのも早い訳ですね。
また芸名ではなく生粋のリターンネームなのでとにかくよく喋ります。
リターンネームの女性は歌や楽器で自分を表現する方が多いのですが、そうでない場合はお喋りで自分を表現する様になってしまうんですねぇ。バラエティーに強くなる訳ですよ。
◉下ネタでも好感度アップ
やがてコント以外にもバラエティーに出演する機会が増えていくのですが、つかみとして乳首をつまんで引っ張るふりをする「よろ乳首〜」や、大事な部分を叩くふりをする「ポーン!」など、普通の女性は恥ずかしくて出来ない様なギャグを乱発します。ただそれが男性だけではなく、何故か女性にもウケて大ブレイクするのです。
1つ間違えば引かれたり「下品だ」と批判が殺到したりする筈ですが、むしろ逆に好感度が上がっていきました。放送倫理上ギリギリの、節度を守った下ネタだったからでしょう。本人も「コーヒー豆!」に比べたらどうって事ない行為だったでしょうしね。
余談ですが「ポーン!」というギャグをウィキペディアではどう説明しているかというと、「下腹部を強く叩いて存在感を表す」と表現しています。なるほど、あれは存在感を表していたんですね。
そしてバラエティーで引っ張りだことなり、レギュラー番組もどんどん増えていきました。
中でも「笑っていいとも!」のレギュラーは17年半もの長きに渡って務め上げ、女性では歴代最長記録になったそうです。
好感度もうなぎ登りで、2001年からの3年間は「好きなタレント調査」で女性部門の1位に選ばれました。面白さが下品さを上回ったという事でしょう。
母音ではなく文字で見ると(ひさもとまさみ)と、「さ」が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。
“ワンモアネーム”は歌手の場合、バンド(グループ)でも成功してソロ歌手としても成功するという“ワンモア”な活躍をされる方が多いのですが、俳優の方の場合は舞台(劇団)でも成功して俳優(個人)でも成功するという運がある様なのです。
(斜体文字が加筆した部分です)
遂にはバーター的出演の多かった柴田理恵さんや、同じ劇団所属の梅垣義明(うめがきよしあき)さんまで人気タレントに引き上げてしまいました。WAHAHA本舗の看板女優として劇団の知名度まで上げていったのです。
ただそれだけの人気者でありながら、結婚相手には恵まれず未だに独身です。これも今のご時世ならタブーだハラスメントだとなる所ですが、この方の場合は結婚出来ない事も自虐ネタにして笑いに代えているので大丈夫でしょう。
◉妹との格差
久本雅美さんの話のついでに、妹さんの事も紹介しておきましょう。
6歳下の妹、久本朋子(ひさもとともこ)さんもタレント活動をしているのですが、まぁ顔も喋り方もお姉さんそっくりな方です。
あまりにもそっくりなので「同じ人は2人要らない」と思われてしまうせいか、活躍の場に恵まれていません。名前は“なめらかネーム”なのでバラエティー向きではないとも言えますが、姉妹でこれほど差が開くのも酷な話です。最近はテレビショッピングで大きなリアクションをとって頑張っていますが、格差が大き過ぎますね。
1996年から25年にも渡ってMCを務めた「メレンゲの気持ち」が3月いっぱいで幕を閉じました。女性MCで1つの番組をこれだけ長く続けた方は(「徹子の部屋」のような1対1のトーク番組を除き)なかなかいないんじゃないでしょうか。
それでもまだ「秘密のケンミンSHOW」や「ぴったんこカン・カン」などレギュラーが残っていますので、還暦を過ぎてどこまでいけるか“笑いと結婚した女”の生き様を今後も見届けていきましょう。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。