勝手にお名前診断 (第109回)※2021.3.31改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第109回目の今日は米倉涼子さんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くとYONEKURA RYOKO となり、フルネームの最初と最後の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。
女性の場合リターンネームは歌手業に強い名前だったのですが、ここ数年は女優業で活躍される方が増えてきました。
理由としてはグループアイドル主流の昨今、ソロの歌手としてデビューするのが難しい時代になったからと考えられます。
また“りょうこ”という名前も女優に向いているのか、
広末涼子(ひろすえりょうこ)さん、篠原涼子(しのはらりょうこ)さん、国仲涼子(くになかりょうこ)さん、字は違いますが坂口良子(さかぐちりょうこ)さんなど、“ノーペアネーム”でも女優として成功した方々がいらっしゃいます。
米倉涼子さんはその“りょうこ”+リターンネームなのです。
米倉涼子さんは全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞し、モデルとしてデビューします。ファッション雑誌「CanCam」の専属モデルなども務めましたが、その頃はまだまだ知名度は低かったでしょう。
24歳になった頃から女優に方向性を定めドラマに出演し始めますが、その頃はまだ脇役ばかりでヒット作にも恵まれませんでした。
そこでリターンネームのバラエティー向きの特性が先に作用したのか「明石家マンション物語」や「夜もヒッパレ」などのバラエティーに出演します。
本人も有名になる為ならと意欲的だったと思われますが、両番組とも終了間際の出演となった為、期間としては長くありませんでした。
ただそれが怪我の功名というか、もし長く続いていたらバラエティータレントになってしまい、後の大女優・米倉涼子は生まれていなかったかも知れません。
バラエティー出演である程度人気と知名度が上がったお陰か、ドラマでも主役を任される事が多くなります。
特に「黒革の手帖」「けものみち」「わるいやつら」の松本清張3部作では悪女役を演じて女優としての格を上げました。「黒革の手帖」の舞台版でも主演して、念願の舞台公演を果たします。これが予想以上の反響を呼び、本人の意欲に益々火が付いたのです。
◉ブロードウェイ進出
ブロードウェイでミュージカル「CHICAGO」を鑑賞した米倉さんは、日本版の構想を聞きつけると自ら売り込んで主役の座を獲得します。やがてブロードウェイ進出を考え始め、アメリカでジャズダンスやバレエのレッスンを受けました。
そして遂に「CHICAGO」のブロードウェイ公演で主演デビューを果たすのです。日本人女優がアジア系でないアメリカ人の役柄を演じるのはブロードウェイ史上初で、アジア出身の俳優としても初めてだそうです。
実はリターンネームは海外進出運の強い名前でもありまして、
久保田利伸(くぼたとしのぶ)さんや宇多田(うただ)ヒカルさん、野沢直子(のざわなおこ)さんなどの様に海外を拠点にされている方や、
北野武(きたのたけし)(ビートたけし)さんや野茂英雄(のもひでお)さんの様に海外で高い評価を受けた方はリターンネームの方が非常に多いのです。
理由としては海外では姓と名が入れ替わるから、と考えられます。
米倉涼子さんがRYOKO YONEKURAとなり、“なめらかネーム”になる訳です。
海外へ進出して自分がどう呼ばれるかを想像した時、フルネームが言いやすいと感じる為に、より意欲が高まるのではないかというのが私の見解です。
海外公演を成功させた米倉さんに「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」の主演が決まり、高視聴率を叩き出す人気シリーズとなりました。「私、失敗しないので。」という名セリフと共に女優・米倉涼子の名が一層広く知れ渡ったのです。
昨年オスカープロモーションから独立し、個人事務所を立ち上げてからはや一年が経ちました。最近は「楽天モバイル」のCMの印象が強いですが、「新聞記者」のNetflix版オリジナルドラマシリーズの主演が決定し、今年中に全世界へ向け配信される予定です。
またも海外進出運が活かされるでしょうか。
(斜体文字が加筆した部分です)
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。