勝手にお名前診断 (第228回)※2020年10月13日の記事を改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第228回目の今日は堤真一さんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くとTSUTSUMI SHINICHIとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
“なめらかネーム”は男女を問わず俳優業に強く、当たり役やヒット作に恵まれやすいという特性があります。
兵庫県出身の堤真一さんは、高校卒業後に友人に誘われてJAC(ジャパンアクションクラブ)に研修生として入団します。
真田広之(さなだひろゆき)さんの付き人を経験しながら、1984年に千葉真一(ちばしんいち)さん演出のミュージカルで初舞台を踏みました。
五代目坂東玉三郎(ばんどうたまさぶろう)さん演出の舞台にも出演した事から本格的に俳優を目指し、JACを退団します。
その後はTPT『Theatre Project Tokyo(シアタープロジェクト・東京)』の演劇を中心に活動し、野田秀樹(のだひでき)さんや蜷川幸雄(にながわゆきお)さんなど、多くの有名演出家の舞台に出演しました。古田新太(ふるたあらた)さん演出の『劇団☆新幹線』の舞台に出演した事もあるのです。
そういった舞台中心の活動を続けながら、80年代後半頃からテレビドラマや映画にも出演する様になります。
2000年に出演したドラマ「やまとなでしこ」で松嶋菜々子(まつしまななこ)さんの相手役を務めて一気に認知度を高め、2005年には映画「ALWAYS 三丁目の夕日」で主要キャスト(物語の中心となる自動車整備工場の社長)を演じました。
高度経済成長期(昭和30年代)の活気ある日本を舞台にしたこの作品は、あまり映画館に足を運ばない団塊の世代の郷愁を誘い、また当時を知らない若い世代の関心も惹きつけ、配給会社の東宝も予想していなかった程の大ヒットとなりました。
“なめらかネーム”のヒット作に恵まれやすいという特性が活きたのでしょう。
堤真一さんは日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など、国内の主な映画賞の助演男優賞部門を多数獲得しました。続編の「ALWAYS 続・三丁目の夕日」でも優秀助演男優賞を受賞し、映画も第3弾まで制作されたのです。
また2008年には「クライマーズ・ハイ」で優秀主演男優賞、「容疑者Xの献身」で優秀助演男優賞と、主演と助演の2部門で受賞するなど、映画俳優としても輝かしい地位を築き上げました。
母音ではなく文字で見ると(つつみしんいち)と、「つ」が2つ入る“ワンモアネーム”になります。
この“ワンモアネーム”はグループで成功して個人でも成功するという“ワンモア”な活躍をされる方が多いので、俳優の場合は舞台(劇団)で成功し、テレビや映画(個人)でも成功するケースが多くなるのです。(斜体文字が加筆した部分です)
更にその「つ」が2つ並んでいるので“連チャンネーム”でもあります。
“連チャンネーム”は名前を覚えてもらいやすい性質があるので、人気が物を言う芸能人にはとても有利なのです。
しかし本人はあくまでも自分の原点は舞台であると考え、毎年の様に舞台での演劇も続けています。一度舞台の魅力に取り憑かれたら、やめられない程の面白さがあるんでしょうね。
現在公開中の映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」に続き、今秋公開予定の「土竜の唄FINAL」など出演映画だけでも今年3本、更に声優を務めたアニメ映画も公開予定と、まだまだ映画に舞台にと大活躍が続きそうです。
この様に有名人のお名前を母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。