勝手にお名前診断 (第193回)※2020年8月18日の記事を改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第193回目の今日は役所広司さんです。
このお名前は芸名です。
ローマ字で書くとYAKUSYO KOJIとなり、
苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
“なめらかネーム”は男女を問わず俳優業に強く、当たり役やヒット作に恵まれやすいという特性があります。
本名は橋本広司(HASHIMOTO KOJI)というお名前で、
苗字の最後の母音が「オ」なのでこちらもなめらかネームですね。
高校を卒業して長崎県から上京し、公務員として区役所に勤めていましたが、友人に誘われて仲代達矢(なかだいたつや)さん主演の舞台を見た時に感銘を受け、俳優の道を志す様になります。
仲代達矢さんが主宰する俳優養成所「無名塾」の、200倍とも言われる難関の試験に合格して舞台俳優としての第一歩をスタートしました。
芸名の“役所”は役所勤めであった事と、“役どころ”とも読める事から「役どころが広くなる」様にと名付けられました。
NHKの朝ドラ「なっちゃんの写真館」でテレビドラマデビューを果たすと、主に時代劇を中心に活躍します。
1983年の大河ドラマ「徳川家康」で織田信長役を演じて話題となり、翌年放送された「宮本武蔵」で初めて主役に抜擢されました。
一方で映画では現代劇が多く、「極東黒社会」などの極道ものにも挑戦します。
そして96年には周防正行(すおまさゆき)監督の「Shall we ダンス?」に主演し、映画の大ヒットと共に演技力が再評価されました。
更に97年には大ブームとなった「失楽園」にも黒木瞳(くろきひとみ)さんとW主演し、それまであまり縁のなかった恋愛ものでも実力を認められたのです。
また96年から7年連続でアカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞するなど、映画俳優としての地位を築き上げ、日本映画には欠かせない存在となりました。
その後も数多くのドラマ・映画に出演し、外国との合作映画にも日本を代表する俳優としてキャスティングされます。
2006年には「バベル」でブラッド・ピット、
2007年には「シルク」でキーラ・ナイトレイなど、
世界の映画スターとも共演を果たし、数々の映画賞を受賞しました。俳優・役所広司の名を世界に轟かせたのです。
俳優業で大成功している事と、“リターンネーム”ではないのでバラエティーには滅多に出演しません。
最近はCMでよくお見かけしますが、「ダイワハウス」や「マルちゃん正麺」など、CMの中でも“役を演じている”ケースが多いと思われます。
更に最近では「サントリーコーヒー・BOSS」や「ソニー損保」などのCMでもいい味を出していますね。
やはり演技力を期待されて起用されているのでしょう。その辺りも俳優ならではですね。
子供の頃から演技の勉強をしていた訳ではなく、俳優を志したのも20歳を過ぎた頃でした。それでも高い演技力が備わっていて、俳優として大成したのは本名もなめらかネームだったからでしょう。なめらかネームは生まれつき演技力が身につく名前なのかも知れません。
今年公開された主演映画「すばらしき世界」では実在した元殺人犯の役を演じ、演技力の高さが改めて評価されました。(斜体文字が加筆した部分です)
7月公開予定だった最新作(2022年に再度延期が決定)の「峠 最後のサムライ」では恩師・仲代達矢さんと共演するなど、まだまだ話題に事欠かないのです。
この様に有名人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。