勝手にお名前診断 (第259回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第259回目の今日は桐谷健太さんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くと KIRITANI KENTAとなり、
苗字の最後の文字「に」と、下の名前の最初の文字「け」、
フルネームの最初の文字「き」と、最後の文字「た」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
大阪出身の桐谷健太さんは保育園に通っていた頃に映画「グーニーズ」を見て、あの“四角い箱”(スクリーン)に入りたいと思ったそうです。
幼い時期の可愛い夢かと思いきや、高校を卒業してから上京し、本気で俳優を目指し始めました。
そして2002年、22歳の時にテレビドラマ「九龍(カオルーン)で会いましょう」で念願の俳優デビューを飾ります。
ところが“ノーペアネーム”は俳優業に弱い名前なので、ドラマや映画ではなかなか主役級の仕事やヒット作に恵まれません。
2008年の「ROOKIES」は初めてヒット作と言えるものでしたが、9〜10人いる野球部の生徒の1人で、生徒役を演じた俳優の中では最年長(先生役の佐藤隆太(さとうりゅうた)さんより年上)でした。
しかし“ノーペアネーム”はCMに強い名前です。
2015年にauのCM「三太郎」シリーズの一員に選ばれました。
今やすっかりお馴染みのシリーズなのでご存知かとは思いますが、CMとは言え衣装・カツラ・メイク・セットに至るまで毎回しっかりした物が用意され、所要時間なども考慮するとちょっとした映画並みの撮影が行われていて、もうこれは俳優の仕事に近いものがあります。
なので他のキャストも
“リターンネーム”の松田翔太(まつだしょうた)さんと
“なめらかネーム”の濱田岳(はまだがく)さんや菅田将暉(すだまさき)さん、有村架純(ありむらかすみ)さんなど、比較的俳優運の強い方が多く選ばれています。
その中にノーペアネームの桐谷健太さんがCM運の強さで割り込んでいるという訳です。
そしてCMソング「海の声」を三線の弾き語りで唄い、これが大ヒットとなりました。
この時の名義は桐谷健太ではなく、役名の浦島太郎です。
ローマ字で書くとURASHIMA TAROとなり、
苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
“なめらかネーム”は歌手業に強く、ヒット曲に恵まれやすい名前です。
「海の声」も浦島太郎名義で唄ったからヒットしたのです。ええ、間違いありません。
母音ではなく文字で見ると桐谷健太(きりたにけんた)と「き」が入る“お・か・きネーム”でもあります。
この名前タイプは自分に厳しくなる方が多いのです。
幼い頃に描いた夢を実現したという人はなかなかいません。なれる保証なんてなくても自分が決めた道なら信じ続けてその道に賭ける。そんな自分への厳しさがあったからだと思います。
CM出演と歌のヒットで更に知名度が上がってからは、ドラマや映画でも主役級の仕事が舞い込む様になりました。
ただし、やはりノーペアネームの俳優運の弱さのせいか、NHKの連続ドラマでは松岡茉優(まつおかまゆ)さんとのW主演、映画「火花」では菅田将暉さんとのW主演、「ビジランテ」では大森南朋(おおもりなお)さん・鈴木浩介(すずきこうすけ)さんとのトリプル主演と、単独での主演がまだ少ない様です。
(昨年の連続ドラマ「ケイジとケンジ」でも東出昌大(ひがしでまさひろ)さんとのW主演でした。)
ちなみに現在放送中の長瀬智也(ながせともや)さん主演ドラマ「俺の家の話」にも脇役で出演しています。
大阪出身なので喋る事も好きな筈ですが(私の勝手な推測です)、リターンネームではないせいかバラエティーのオファーがほとんど無いのが現状です。
だから「ライオンのグータッチ」や「あなたは小学5年生より賢いの?」などのバラエティーに出演している佐藤隆太さんが羨ましくて仕方ないのです。(私の勝手な推測です)
でもあながち間違いでもないと思いますよ。「ROOKIES」でも年下なのに先生役で主役だった方ですから、俳優としても羨ましくて仕方ないでしょうし。
この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。