勝手にお名前診断 (第146回)※2021.5.10改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第146回目の今日は長澤まさみさんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くと NAGASAWA MASAMI となり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
“なめらかネーム”は男女を問わず俳優業に強く、当たり役やヒット作に恵まれやすいという特性があります。
東宝「シンデレラ」オーディションにて2000年当時、史上最年少の12歳(小学6年生)でグランプリに選ばれた長澤まさみさんは、同年公開の『クロスファイア』で映画デビューすると、その後ティーン雑誌『ピチレモン』の専属モデルとなるなど、輝かしい芸能生活のスタートをきりました。
2003年に「ロボコン」で映画初主演を果たすと、翌2004年には「世界の中心で、愛を叫ぶ」のヒロイン役を演じる為に、自ら志願してスキンヘッドになります。
映画は興行収入85億円の大ヒット作となり、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など多数の映画賞を受賞しました。
ヒット作に恵まれた事もそうですが、まだ15、6の女の子が役の為とは言え、髪の毛を剃るというのは相当な覚悟があったはず。映画の為なら身体を張る事の出来る女優気質なのでしょう。
“セカチュー”のヒットに伴って長澤まさみさんも大ブレイクし、映画では「タッチ」、ドラマでは「セーラー服と機関銃」など、次々と話題作の主演が決まります。
“なめらかネーム”は人気運も強い名前なので、知名度が上がると一気に人気に火がつく傾向があるのです。
・・・と、ここまでは“アイドル女優”などとも呼ばれる、若い人気女優には起こりがちな現象です。まだ思春期の男子中高生から支持を集める(「長澤まさみって可愛いなぁ。」とチヤホヤされる)年代ですからね。
その後大河ドラマや“月9”ドラマにも出演し順風満帆に見えましたが、チヤホヤされるアイドル的な人気が落ち着いた頃、若干の低迷期が訪れました。
(これも若い女優さんにはよくある事です。)
一時期隆盛を極めていただけに、少し人気が下がると心無い週刊誌やネットなどには「消えた」と言われる場合もありますが、この方はそんな局面を打破します。
映画「モテキ」で体当たりのラブシーンを演じて話題となり、人気を挽回させるのです。
やはり身体で稼ぐなめらかネーム、身体を張ると“吉”と出るようですね。
それ以降はいわゆる“アイドル女優”とは違い、しっかりとした大人の演技が出来る本格派の女優として評価され、再び注目を集めるようになりました。
若い頃のチヤホヤされる時期を過ぎて人気が下がると、バラエティーに進出するなどして別の道を模索したり、最悪の場合芸能界から消えてしまう方も過去には大勢いました。
しかしそこは女優向きのなめらかネームのプライドが、きっちり女優業で人気を再燃させたのです。
母音ではなく文字で見ると(ながさわまさみ)と、「さ」という文字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。
一度失いかけた人気を取り戻す、“ワンモアネーム”の力も働いた事も忘れてはいけません。
ドラマ「コンフィデンスマンJP」ではコミカルな役柄を演じ、映画「キングダム」ではアクションにも挑戦するなど演技の幅を広げ、女優としての評価は高まる一方です。
そして今年度の日本アカデミー賞では、「MOTHER マザー」と「コンフィデンスマンJP プリンセス編」で優秀主演女優賞にWノミネート、更に「MOTHER マザー」で最優秀主演女優賞にも輝きました。
俳優向きの“なめらかネーム”は、ちゃんと演技力を評価して貰いやすい名前でもある様です。
(斜体文字が加筆した部分です)
まだ33歳で代表作と呼べる作品がいくつもあり、今後も楽しみですね。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。