勝手にお名前診断 (第226回)※2020年10月11日の記事を改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
このお名前は芸名です。
ローマ字で書くとKATAOKA AINOSUKEとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
“なめらかネーム”は男女を問わず俳優業に強く、当たり役やヒット作に恵まれやすいという特性があります。
更に全体を見るとKATAOKA AINOSUKEと、A・I・U・E・O 5つの母音が全て入っています。
このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。
“ロイヤルネーム”は芸能界でのジャンルに関係なく、「何をやっても上手くいく」のではないかと思えるほど運の強い名前です。
本名(出生名)は山元寛之(やまもとひろゆき)といい、同じ母音のペアが出来ない“ノーペアネーム”です。
大阪で歌舞伎とは無縁のスクリュー製造工場で育った寛之少年は、5歳の頃に習い事の一環として受けた松竹芸能の子役オーディションに合格し、1979年にテレビドラマで子役としてデビューしました。
本名で歌舞伎の舞台にも出演するうち、演技と歌舞伎への関心の高さを十三代目片岡仁左衛門(かたおかにざえもん)さんに見出され、片岡一門の部屋子へ転身。仁左衛門の本名の千代之助から千代の字を取って「片岡千代丸」を襲名します。京都南座で初めて歌舞伎役者としての舞台を踏んだ後、93年に二代目片岡秀太郎(かたおかひでたろう)さんの養子となった(ここで本名も片岡寛之になる)事を機に、六代目片岡愛之助を襲名したのです。
歌舞伎の伝統と現代演劇を融合させた舞台活動に取り組み、端正な顔立ちで女形にも挑戦して多くの女性ファンを集めます。
“なめらかネーム”は人気運の強い名前でもあるのです。
「咲くやこのはな賞」や「大阪舞台芸術新人賞」など数々の賞を受賞し、20年以上に渡って歌舞伎界に貢献した後、2003年頃からはテレビの時代劇にも進出、更に2011年の「ハガネの女」で子役時代以来約30年ぶりとなる現代劇にも出演します。
そして2013年、「半沢直樹」でオネェ口調の国税庁役員・黒崎を演じて話題となり、ドラマも高視聴率を獲得して大ヒットしました。当たり役とヒット作に恵まれたのです。
母音ではなく文字で見ると(かたおかあいのすけ)と、「か」の字が2つ入る“ワンモアネーム”になります。
この“ワンモアネーム”はグループで成功して個人でも成功するという“ワンモア”な活躍をされる方が多いので、俳優の場合は舞台(劇団)で成功し、テレビや映画(個人)で成功するケースが多くなります。
歌舞伎の世界で成功し、俳優としても成功する。そこに“ワンモアネーム”の特性が活きたのでしょう。
また恋愛・結婚運の強いロイヤルネームの特性も活かし、様々な浮き名を流した末2016年に女優の藤原紀香(ふじわらのりか)さんと結婚しました。
花形歌舞伎役者であり俳優としても人気を集めていたのでモテるのは当然ですが、あんな美人女優の代名詞と言われた方と結婚出来たのですから結婚運も強いですよね。
歌舞伎役者としても、俳優としても、女形やオネェ役をやっても、スキャンダルで浮き名を流しても、美人女優と派手な結婚をしても、結局「何をやっても上手くいく」という、ロイヤルネームの特性を活かしきった方なのです。
昨年放送された「半沢直樹」第2シリーズでも黒崎を演じ、またも高視聴率を獲得しました。
最近CMでは“イヤミ”役を熱演?していますね。「これでいいのか?」と思う方も多いでしょうが、文字で見ると(かたおかあいのすけ)と、「お」と「か」が入る“お・か・きネーム”でもあるので自分に厳しく、どんな役が来ても断らないのでしょう。
(斜体文字が加筆した部分です)
この様に有名人のお名前を母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。