勝手にお名前診断 (第266回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第266回目の今日は千葉真一さんです。
このお名前は芸名です。
ローマ字で書くとCHIBA SHINICHIとなり、フルネームの最初と最後の文字の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。
本名は前田禎穂といいます。
ローマ字で書くと MAEDA SADAHOとなり、
苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
“なめらかネーム”は身体の発育が促進され、運動能力が発達する効果があると思われます。
俳優になる前の千葉真一さん、つまり前田禎穂さんは器械体操でオリンピックを目指す選手でした。高校3年生の時に全国大会で優勝し、大学も日本体育大学に進学しましたが、2年生の時に跳馬の練習中に着地に失敗して腰と両膝を痛めてしまい、医者から1年間運動禁止と告げられ選手を続ける事が困難になってしまったのです。
失意の中で別の道を模索していた頃、「東映ニューフェイス募集」のポスターを偶然見かけて俳優を志す様になります。オーディションに合格して大学を中退し、東映に入社して6ヶ月の研修を受けた後、1960年にテレビドラマ「新 七色仮面」の二代目主人公として主演デビューしました。
その後アクションの出来る俳優として数々の映画に出演し、1968年から始まったドラマ「キイハンター」で全国的なスターとなり、“千葉ちゃん”の愛称で呼ばれる程になったのです。
当時自身の役をスタントなしで演じるだけでなく、人材不足の為にやられ役(投げ飛ばされたり海に落とされたりする)までスタントマンとして演じていた為に、アクション・スタントの出来る若手俳優を育成しなければと感じていました。
それがJAC(ジャパン・アクション・クラブ)の創設につながり、真田広之(さなだひろゆき)さんや志穂美悦子(しほみえつこ)さんなど多くのアクションスターを育てるきっかけとなったのです。
母音ではなく文字で見ると(ちばしんいち)と、「ち」の字が2つ入る“ワンモアネーム”になります。
“ワンモアネーム”はグループで成功してから個人でも成功するという特性がありますが、千葉真一さんの場合は個人で成功した後にグループの創設者となって成功したので、ワンモアネームの逆パターンと言えますね。
よく見ると本名の(まえださだほ)も「だ」の字が2つ入るワンモアネームです。
そして“リターンネーム”は海外進出運の強い名前です。
千葉真一さんは日本のアクション俳優の第一人者としてその出演作品は海外の映画会社からも高い評価を受け、海外ではサニー・千葉(Sonny Chiba)という愛称で親しまれるほどの国際的スターになりました。(ちなみにこの“Sonny”は「兄ちゃん・坊や」という意味で使われる事もあり、日本での愛称“千葉ちゃん”を欧米風にしたものとも言われています。)
「名前の法則」的に見てもつなぎ目の母音が「イ」で同じ、最初と最後も「ア」で同じなのでツーペアネームの非常に良い名前です。
ご自身も海外への進出には意欲的で、諸外国との合作映画に数多く出演するだけでなく、50歳を過ぎた頃にロサンゼルスへ移住し、本格的にハリウッドへの進出を果たしました。
日本で成功し、世界でも成功する。そこに“ワンモアネーム”の特性が活きたのでしょう。
去る8月19日、新型コロナウィルス感染症による肺炎の為、82歳でこの世を去りました。その意思は教え子の真田広之さんや、息子であり俳優の新田真剣佑(あらたまっけんゆう)さんに受け継がれていくでしょう。
ジャッキー・チェンやクエンティン・タランティーノなど多くの映画人、アクションスターに多大なる影響を与えた功績を讃えると共に、謹んでご冥福をお祈り致します。
この様に有名人のお名前を母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。