勝手にお名前診断 (第203回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第203回目の今日はV6(ブイシックス)です。
グループ名はジャニー喜多川(きたがわ)さんの命名によるもので、VにはVolleyball(バレーボール)のV(デビュー曲が「バレーボールワールドカップ」のテーマソングだった事による)、Victory(勝利)のV、トニセンVSカミセンの対立形式を意味するVersusのV、など色々な意味が込められているそうです。
カタカナで書くとブイシックスとなり、最初と最後の文字の母音が同じ「ウ」の“リターンネーム”なので、もうすぐ活動25年にも及ぶ息の長いグループになったのではないかと思われます。
メンバーそれぞれのお名前は上級生チーム20th Century(いわゆるトニセン)が坂本昌行さん、長野博さん、井ノ原快彦さん。
一方、21世紀が来てだいぶ経ちましたがComing Century(いわゆるカミセン)は森田剛さん、三宅健さん、岡田准一さん。
ジャニーズ事務所は基本芸名を付けないので全て本名です。
SMAP、TOKIOに続けとばかりに1995年「MUSIC FOR THE PEOPLE」でCDデビューし、グループではコンサートや歌番組、メンバー個々ではドラマやバラエティーでも活躍しました。
「TAKE ME HIGHER」「愛なんだ」「WAになっておどろう」などヒット曲も数多くあります。
では個人名を診ていきましょう。
まずリーダーの坂本昌行さんは
ローマ字で書くとSAKAMOTO MASAYUKIとなり、
苗字の最後の文字「と」と、下の名前の最初の文字「ま」
フルネームの最初の文字「さ」と、最後の文字「き」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
グループの中にロイヤルネームの方がいない場合は、たいてい年長者がリーダーになります。坂本昌行さんも最年長なのでリーダーに任命されたのでしょう。
安定しないノーペアネームのせいか、ジュニア時代に一度ジャニーズ事務所を退所してサラリーマン生活を送っていました。しかしもう一度スポットライトを浴びたいという気持ちが強くなり、東山紀之(ひがしやまのりゆき)さんの付き人を経て復帰したのです。
続いて長野博さん。
ローマ字で書くとNAGANO HIROSHIとなり、
苗字の最後の文字「の」と、下の名前の最初の文字「ひ」
フルネームの最初の文字「な」と、最後の文字「し」の母音が違います。
こちらも“ノーペアネーム”ですね。
デビュー早々「ウルトラマンティガ」で子供たちのヒーローを演じるという、他のジャニーズタレントには類を見ないキャリアがあります。
ノーペアネームは新しいジャンルを切り開く名前であり、裏を返せば本業以外に進出するという事でもあります。
調理師や野菜ソムリエの資格を持ち、最近ではグルメ番組などで“食通タレント”として出演する事が多くなりました。
続いて井ノ原快彦さん。
ローマ字で書くとINOHARA YOSHIHIKOとなり、
苗字の最後の文字「ら」と、下の名前の最初の文字「よ」
フルネームの最初の文字「い」と、最後の文字「こ」の母音が違います。
こちらも“ノーペアネーム”です。トニセンは3人ともノーペアネームなのですね。
しかしこの方には“イノッチ”という愛称があります。
ルックスはキリっとした二枚目のいわゆる“ジャニーズ顔”ではなく、どちらかというとタレ目の柔和な顔立ちが、この愛称とも相まって親近感を生んでいるのでしょう。
これまで「ポンキッキーズ」やNHKの「あさイチ」などでも司会を務め、幅広い層から支持を集めています。
やはり浸透しやすい愛称があるというのは大きいですね。
次はカミセンの3人にいきましょう。
まず森田剛さんはMORITA GOとなり、最初と最後の文字の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。
(平仮名で書くと“ごう”となるので、下の名前の最後の母音が「ウ」だと思われがちですが、「ご」を伸ばしている音ですのでカタカナで書くと“ゴー”となり、最後の母音は「オ」という事になります。)
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。
リターンネームは男性でもアイドル性が強くなる名前です。
V6は6人と偶数なのでセンターは存在せず、ボーカルもソロパートが少ない歌が多いので、誰か1人が際立つという事が少ないグループですが、ジャケット写真などではカミセン3人の真ん中に立つ事が多く、何となく彼が中心になっている感があります。
リターンネームのアイドル性がそこに表れているのでしょう。
ただ名前の特性通りまでとは言い難く、強いて言えばその点かなという感じです。
続いて三宅健さんはMIYAKE KENとなり、
苗字の最後と下の名前の最初の文字の母音が同じ「エ」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
“なめらかネーム”の特徴は、まず男女を問わず俳優業に強いという事です。
「伊藤家の食卓」の長男役を“演じていた”と言えば当てはまるのですが、こちらも強いて言えばその点かなという感じです。
芸能界の先輩に対してもフレンドリーに接する人懐っこさは、口下手ななめらかネームとはむしろ真逆で、この方も名前の特性通りではないですね。
そして一番特性通りではない方が岡田准一さんです。
ローマ字で書くとOKADA JUNICHIとなり、
苗字の最後の文字「だ」と、下の名前の最初の文字「じゅ」
フルネームの最初の文字「お」と、最後の文字「ち」の母音が違います。
この方もトニセンの3人と同じく“ノーペアネーム”なんですね。
俳優業に強いのはなめらかネームなんですが、この方はV6どころか今や日本を代表する俳優の1人となっています。
名前の適性に合わないジャンルで成功している場合は、本人の相当な努力があると思われます。
彼の肉体がそれを物語っていて、役作りの為にはストイックな鍛錬をして鍛え上げ、カリやジークンドー、USA修斗のインストラクター資格も得るなど武術にも精通しているのです。
もうここまで来ると俳優と言うより“筋肉タレント”に近い部分もありますが、それも全て俳優業での成功の為となると、法則の例外と認めざるを得ないでしょう。
そりゃ芸能人全てが法則に当てはまる訳もなく、外れる事だってありますよ。
でも俳優の世界は二枚目ほど入れ変わりが激しいですから、すぐに今のポジションを他の誰かに取って替わられてしまうかも知れません。安心は出来ませんよ。
ジャニーズの他のグループが解散、活動休止、メンバー脱退などで騒がせている中、V6だけは6人誰1人欠ける事なく、間もなく25周年を迎えようとしています。
カミセンとトニセンの2世代混合という形式が良かったんでしょうか。あまり干渉し合わない距離感も、グループを持続させる秘訣かも知れませんね。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。