勝手にお名前診断 (第202回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第202回目の今日はTOKIOです。
最初は城島茂さんと山口達也さん2人のユニットから始まり、城島茂バンドという仮の名前を付けていましたが、ジャニー喜多川さんがTOKIO BANDという名前を与え、メンバーが増えていくうちにTOKIOとなりました。
最初と最後の文字の母音が同じ「オ」の“リターンネーム”なので、活動開始から30年経ってメンバーが減ってもまだ続いている、息の長いグループになったのではないかと思われます。
メンバーそれぞれのお名前は城島茂さん、松岡昌宏さん、国分太一さん、長瀬智也さん、そして元メンバーの山口達也さん。
ジャニーズ事務所は基本芸名を付けないので全て本名です。
1994年のCDデビュー直前に小島啓(こじまひろむ)さんという方が脱退して5人になり、ジャニーズでは珍しいバンドスタイル(男闘呼組以来?)で、「LOVE YOU ONLY」でデビューしました。
「紅白歌合戦」にはいち早く出場を果たし、以降2017年まで24回連続出場と、ジャニーズ歴代最多出場記録を持っています。
「ザ!鉄腕!DASH!!」の企画で農業や漁業、物作りなどに従事する姿が全国ネットの日曜夜8時に放送されている為、ジャニーズグループの中では年配の方のファンが多いのも特徴です。
「花唄」「AMBITIOUS JAPAN!」「宙船(そらふね)」など多くのヒット曲を生み出しました。
それでは個人名を見てみましょう。個性がバラバラと表現される事の多いグループですが、実は名前のタイプもバラバラなんです。
まずリーダーでギター担当の城島茂さんは
ローマ字で書くと=JOSHIMA SHIGERUとなり、
苗字の最後の文字「ま」と、下の名前の最初の文字「し」、
フルネームの最初の文字「じょ」と、最後の文字「る」の母音が違います。
同じ母音のペアが出来ない“ノーペアネーム”ですが、
全体を見るとA、I、U、E、O、5つの母音が全て入っています。
このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。
このロイヤルネームの方がグループ内にいた場合は、リーダーになる確率が非常に高くなる傾向があります。
まぁこの方の場合、リーダーとしてはちょっと頼りない感じがするので、年長者だったからリーダーになったというほうが近いでしょう。
続いてドラム担当の松岡昌宏さんは
ローマ字で書くとMATSUOKA MASAHIROとなり、
苗字の最後と下の名前の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
“なめらかネーム”の特徴は、まず男女を問わず俳優業に強く、当たり役やヒット作に恵まれる運も持っています。
とは言ってもジャニーズの人気グループには大体均等にドラマ出演の機会が与えられるので、どれが当たり役かというのも難しいですが、ここ数年の「必殺仕事人」や「家政婦のミタゾノ」はそれに当たるのではないでしょうか。
NHK以外の民放全局で連続ドラマの主演経験があるというのも彼ならではです。
キーボード担当の国分太一さんはKOKUBUN TAICHIとなり、
苗字の最後の文字「ぶ」と、下の名前の最初の文字「た」、
フルネームの最初の文字「こ」と、最後の文字「ち」の母音が違います。
こちらは5つの母音が揃わない、シンプルなノーペアネームですね。
ノーペアネームは“安定しない”名前ですが、新しいジャンルを切り開くタイプでもあります。
歌手でも俳優でもなく司会やキャスターの道に進む。これはジャニーズのアイドルとしては新しいジャンルと言っていいでしょう。
元SMAPの中居正広(なかいまさひろ)さんや嵐の櫻井翔(さくらいしょう)さんもノーペアネームである事が物語っています。
こちらはNHKも含めた全在京キー局で同時期にレギュラー番組を持つなどの偉業を成し遂げました。
そしてボーカル担当の長瀬智也さんはNAGASE TOMOYAとなり、
最初と最後の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。
リターンネームは男性でもアイドル性が強くなる名前です。
TOKIOのメンバーの中でも一番キャーキャー言われるタイプの、アイドル的人気が高かったのではないでしょうか。
TOKIOの楽曲はほぼ全てメインボーカルを担当し、ドラマの中で演じた桜庭裕一郎名義でも「ひとりぼっちのハブラシ」などのヒットを生み出しました。
ソロでもヒット曲があるというのも、彼ならではですね。
(国分太一さんの「ファンタスティポ」は堂本剛(どうもとつよし)さんとのユニットトラジハイジでしたし、城島茂さんが島 茂子(しましげこ)名義で唄った「戯言」はヒットしたとは言えません。)
この様になめらか、リターン、ノーペア、ロイヤルの主要4タイプ全てが揃っているんです。
皮肉にも元メンバーでベースを担当していた山口達也さんはリターンネームで、長瀬智也さんとかぶっていました。だからという訳ではありませんが、事実上脱退という事になってしまい非常に残念です。
在籍中は朝の情報番組やバラエティーでも司会をするなど、名前の特性も活かして活躍していただけに惜しいですね。
先日、長瀬智也さんが来年の4月1日をもってジャニーズ事務所を退所するという発表がありました。
あれだけ人気があった中心メンバーなのに、退所後は裏方にまわるというのも「他の人を前に出して自分は一歩下がる」リターンネームの性格が出ていると思います。
残りの3人で「株式会社TOKIO」を設立して活動を続けていくそうですが、どんな風になるのか楽しみですね。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。