勝手にお名前診断 (第78回)※2021.2.28改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第78回目の今日は薬丸裕英さんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くとYAKUMARU HIROHIDEとなり、
苗字の最後の文字「る」と、下の名前の最初の文字「ひ」、
フルネームの最初の文字「や」と、最後の文字「で」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
しかし全体を見るとYAKUMARU HIROHIDEと、A・I・U・E・O、5つの母音が全て入っています。
このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。
このロイヤルネームの有名人の方は強運に恵まれ、それぞれの世界で成功するだけでなく、他のジャンルに挑戦すればそこでも成功を収め「何をやっても上手くいく」のではないかと思わせるような、最強の名に相応しい活躍をされている方が非常に多いのです。
薬丸裕英さんもその名前の力を存分に発揮しています。
もう若い方はご存知ないかも知れませんが、この方は元ジャニーズアイドルです。
当時大人気だったたのきんトリオに続けとばかりにデビューした3人組シブがき隊のメンバーで、ニックネームは“ヤックン”でした。
ドラマデビューはシブがき隊結成前の「2年B組仙八先生」(主演はさとう宗幸(むねゆき)さん)で、薬丸さんは問題児とされる不良生徒役で、生徒の中で一番目立つ存在でした。
その影響からか、薬丸さんはシブがき隊でも3人の真ん中に立ちます。
リーダーという訳ではなかったそうですが、ロイヤルネームの真ん中に立つという特性通りですね。
シブがき隊がデビューした1982年はアイドル豊作の年となり、中森明菜(なかもりあきな)さんや小泉今日子(こいずみきょうこ)さん、松本伊代(まつもといよ)さんや早見優(はやみゆう)さんなど、後に「花の82年組」と呼ばれる人気アイドルが出揃った年でしたが、薬丸さんはその中の1人石川秀美(いしかわひでみ)さんと結婚します。
人気アイドルを射止めた事から恋愛運の強さも伺い知れます。
◉司会者として
シブがき隊解散(解隊)後は俳優兼タレントのマルチタレントとして活動していましたが、ノーペアネームの為もともと歌はそれ程上手い訳ではなく、ソロ歌手としての活動はしていません。なめらかネームではない為運動神経が良い訳でもなく、ジャニーズにしてはバク転が出来ない事もよくイジられていました。リターンネームでもない為トークも別段上手い訳ではありませんでしたが、唯一名前の特性が発揮されたのが司会業でした。
朝の情報ワイド番組「はなまるマーケット」の司会を岡江久美子(おかえくみこ)さんと共に担当する事になるのです。
開始当初は「この2人で大丈夫か?」と心配の声もありましたが、そこは岡江久美子さんも女性司会者向きのロイヤルネームでしたから、番組も好評となり17年半も続いたのです。
そして「はなまるマーケット」終了直前、薬丸さんにテレビ東京からオファーが掛かり、
「なないろ日和!」という生活情報番組の司会を任されます。
月〜金の帯番組を17年半務めた後、間髪入れずにまた帯番組(「なないろ日和」は月〜木)の司会が舞い込むなんて、ロイヤルネームの特性が作用したとしか思えません。
またフジテレビの「バイキング」にもコメンテーターとして木曜レギュラーに、更にはテレビ東京の夕方の情報番組「よじごじDays」の木曜MCと、木曜日は朝・昼・夕方の生放送を掛け持ちしているのです。
今や5人の子を持つお父さんですが、こんなに働いてくれたら奥さんもお子さんも言う事ないでしょう。
文字で見ると下の名前(ひろひで)に「ひ」が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。
(斜体文字が加筆した部分です)
この“ワンモアネーム”はグループでも成功してソロでも成功するという“ワンモア”な活躍をされる方が多いのですが、元シブがき隊3人の中でタレントとしてメディア露出が1番多いのは間違いなくこの方です。
あとの2人(本木雅弘(もときまさひろ)さんと布川敏和(ふかわとしかず)さんは“リターンネーム”ですがワンモアネームではありません。
本木雅弘さんはリターンネームのアイドル性の高さを活かし、布川敏和さんはバラエティー運の強さを活かしていたと言ったところでしょうか。
◉「マジ!?」の宣教師?
今や日常会話で当たり前の様に使われている「マジ!?」「マジで。」という表現ですが、それを最初に広めたのは薬丸さんだという事はあまり知られていないと思います。
何せシブがき隊で活動していた頃から彼はテレビ出演時に(おそらく舞台裏でも)この「マジ!?」をよく使っていました。もちろん世間ではまだ使われていなかった頃からです。
彼があまりに多用するので周りもつられて使いだし、やがて世間でも使われるようになりました。もう今では老若男女を問わず、誰もが知っている日本語の1つになっています。
ロイヤルネームは「何をやっても上手くいく」とは言え、新語を定着させる力もあるのでしょうか。
今年1月に長男で俳優の薬丸 翔(しょう)さんに第1子が生まれ、ヤックンももうお爺ちゃんになりました。とは言えまだ55歳、これからも頑張って子供たち、孫たちのお手本になるよう一線で活躍し続けて欲しいものです。
この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。