勝手にお名前診断 (第168回)※2020年6月30日の記事を改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第168回目の今日は中居正広さんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くとNAKAI MASAHIROとなり、
苗字の最後の文字「い」と、下の名前の最初の文字「ま」
フルネームの最初の文字「な」と、最後の文字「ろ」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
最初に言っておきますがノーペアネームは歌手向きの名前ではありません。
中居正広さんはそれでも国民的アイドルグループSMAPのリーダーを結成から解散まで務め上げました。
グループ内に“ロイヤルネーム”の方がいるとリーダーになる確率が高いのですが、いない場合は年長者がリーダーになるのが定石です。SMAPにはロイヤルネームがいなかったので年長者の中居正広さんがリーダーを務めていました。
光GENJIの人気の下降と共に80年代アイドルブームが終了した頃にデビューしたSMAPは、「ザ・ベストテン」や「トップテン」などの歌番組が終了していった為に、それまでのジャニーズグループよりテレビで唄う機会が圧倒的に少なく、最初の頃はなかなか知名度が上がらず苦戦を続けていました。
何とか生き残る道を模索している内に、当初6人いたメンバーがドラマ班とバラエティー班に分かれ、グループよりも個人での活動を重視する戦略に出ます。
言うまでもなく木村拓哉(きむらたくや)さんはドラマ班で中居正広さんはバラエティー班でした。ノーペアネームは本業以外の道に進む傾向があります。
アイドルにとって本業はまず歌です。その次に来るのがお芝居、俳優業ではないでしょうか。でもバラエティーへの出演は本業ではありませんね。ノーペアネームの中居正広さんがバラエティー班に、俳優向きであるなめらかネームの木村拓哉さんがドラマ班になったのも納得です。
中居正広さんは単にバラエティーに進出しただけではなく、アイドルらしからぬトーク力で番組MCの座にまで行き着きました。もちろんSMAPという大きな後ろ盾があった事は有利に働いた訳ですが、ノーペアネームはMC運やレギュラー運が弱いという法則に当てはまりません。
この方の活躍は私にとって、「例外」というしかなかったのです。
リーダーだったのにロイヤルネームでなく、
俳優や司会業もたくさんこなしているのになめらかネームでもなく、
アイドルなのにリターンネームでもない。
言わばただの“ノーペアネーム”だったので、これまでの活躍は人並み外れた努力の結果だという分析をする他になかったのです。
しかし私は、ある大先輩タレントとの共通点を見つけました。
それは堺正章さんです。
お二人の名前をひらがなにしてみましょう。
堺正章 =さかいまさあき
中居正広=なかいまさひろ
そうなんです、2文字目から5文字目までが全く一緒で「か・い・ま・さ」と、4つも同じ文字があるのです。
芸能活動においてもデビューした時代の違いで、グループサウンズとジャニーズのアイドルグループという違いこそありますが、
①グループ出身である事、
②俳優としても活躍した事、
③司会者として人気番組を次々と生み出した事、
などオールマイティーな活動ぶりは非常に酷似しているのです。
中居正広さんが単独でバラエティー番組に出演されるようになった頃、トークの面白さや他のタレントさんとのからみ方の上手さから、「今までこんなアイドル居なかった。」とよく言われていましたが、年代が離れすぎていた為に堺正章さんのソロデビュー後の活躍ぶりと一致しなかった事と、その頃まだ日本にアイドルという呼び方が浸透していなかっただけで、こんなにもこの2人の立ち振る舞いは似ているのです。
唯一違う所は、中居さんがソロ歌手としては成功していない点ですが、その違いの謎も明らかになりました。もう一度2人の名前をよく見比べて下さい。
堺正章 =さかいまさあき
中居正広=なかいまさひろ
堺正章さんは「さ」が2つ入る“ワンモアネーム”なので「さらば恋人」などソロでのヒット曲がありますが、中居正広さんはワンモアネームではありません。
だから歌が下手、いやソロ歌手として成功する運を持っていないのです。
この2人の共通点は「名前の法則」のどの名前タイプにも当てはまらない特例と言えます。
これはもうなかなか他に類を見ない“プレミアネーム”と呼ぶしかないでしょう。
唯一法則通りと思えたのが後輩グループKis‐My‐Ft-2の後ろの4人を派生ユニットとして売り出す際、中居正広ではなく「なかいさん」という名義を使用した事です。
これは後輩から見た呼び名そのままですが、最後が「ん」なので1つ前の文字で判断すると、「な」で始まって「さ」で終わる“リターンネーム”になります。リターンネームは自分は一歩下がって他の人を前面に出すプロデューサー向きの名前なのです。
これだけだと単なる偶然と思われるでしょう。しかし私が気になったのは中居さんが名付けたそのユニットのネーミングです。
漢字で舞祭組と書いて“ぶさいく”と読ませたのです。
これはシブがき隊、光GENJI、SMAP、TOKIO、V6、NEWSなど、ジャニーズの輝かしい歴史を作り上げてきたアイドルグループと同じリターンネームではありませんか。
これらを名付けてきたのはジャニー喜多川(きたがわ)さんですが、中居さんも自分がプロデューサーの立場になった時、その影響を受けて無意識にリターンネームを選んだのではないかと思えるのです。自分たちのグループはもちろん、バックで踊ったグループやライバルグループまでみんなそうだったのですから影響を受けても不思議はないでしょう。ここにもジャニーイズムが受け継がれていたと思えてなりません。
あと母音ではなく文字で見ると(なかいまさひろ)と、「か」の字が入る“お・か・きネーム”でもあります。
このタイプは自分に対して厳しくなる方が多いのです。(斜体文字が加筆した部分です)
歌は決して上手くない分、SMAPのメンバーの中で誰よりも一生懸命に踊っていましたし、学生時代決して成績が良くなかった分、司会の仕事をするようになってからおそらく人一倍勉強して今の地位を掴んだと思われるのです。
そういった陰で努力している部分を人前では決して見せない点も、プロ意識の高さの現れだと思います。
ノーペアネームでも努力すれば、その道に向いている人たちにも勝てるんだという事を証明してくれているような方です。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。