勝手にお名前診断 (第206回)※2020年9月6日の記事を改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第206回目の今日は水谷豊さんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くとMIZUTANI YUTAKAとなり、
苗字の最後の文字「に」と、下の名前の最初の文字「ゆ」
フルネームの最初の文字「み」と、最後の文字「か」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
“ノーペアネーム”は芸能活動が不安定になりがちな名前です。
しかし母音ではなく文字で見ると(みずたにゆたか)と、「た」の字が2つ入る“ワンモアネーム”なのです。
この“ワンモアネーム”は、歌手の場合バンド(グループ)でも成功してソロ歌手としても成功するという“ワンモア”な活躍をされる方が多いので、俳優など他のジャンルの場合も栄光を何度も手に入れる力があると思われます。
また、下の名前に「ゆ」という字が入る“ゆうゆうネーム”でもあります。
名前に「ゆう」または「ゆ」が入る方は俳優業で成功する方が多いのです。
更に、下の名前に「たか」という音が入る“たかたかネーム”でもあります。
名前に「たか」が入る方は芸能人の中でも特にリスペクトされる方が多いのです。
挙げ句の果てに、下の名前に「か」という字が入る“お・か・きネーム”でもあります。
名前に「か」が入る方は自分に厳しい方が多いのです。
(斜体文字が加筆した部分です)
水谷豊さんのお名前は母音で見るとノーペアながら、文字のオプションで利点を稼いでいる(プレーンピザに好みのトッピングを載せて仕上げた様な)非常に良い名前なのです。
※( )内の表現は何でも構いません。他に的確な表現があればお好きな様に差し替えて下さい。
1965年、13歳で演劇に興味を持ち劇団ひまわりへ入団した水谷豊さんは、68年にドラマ「バンパイヤ」のオーディションを受け、デビューしたと同時に主役に抜擢されました。主人公が狼に変身するシーンを実写とアニメの合成で表現した事でも注目されたドラマでした。
あまりに早く達成感を得た為か、大学受験を考えていた事もあって、劇団ひまわりを退団して一度は芝居を辞めてしまいます。
大学受験に失敗し、働きながら浪人生活をしていた時に「こんな事をやっていていいのか?」という気持ちに襲われ、「もう一度役者をやらないか」と声を掛けてきたプロデューサーの誘いを受けて、アルバイト感覚で役者の世界に戻ったのです。
一度役者を辞めて戻った所にワンモアネームの特性が活かされて・・・いやいや、この方はそれだけではありません。
ブランクを経て芸能活動を再開した後、72年スタートの「太陽にほえろ!」第1話に犯人役でゲスト出演します。
そして74年、萩原健一(はぎわらけんいちさん主演の「傷だらけの天使」への出演が決定しました。最初の相手役候補は火野正平(ひのしょうへい)さんでしたがスケジュールが合わず、萩原健一さんが「太陽でほえろ」第1話で共演した水谷さんを推薦したのです。
芸能界に復帰したものの不遇な時期が何年も続き、俳優を辞めようとまで思っていた水谷さんはこの作品で息を吹き返し、萩原健一さんとの掛け合いで水谷さんが「アニキぃー」と呼ぶセリフも話題となり人気ドラマになりました。
20代では更に78年、今度は主演のドラマ「熱中時代」の教師役が大好評となり、最高視聴率46.7%を記録する大ヒットとなりました。
その続編はなぜか「刑事編」になり、その主題歌「カリフォルニア・コネクション」も自ら唄い歌手としても成功したのです。
俳優として大成功し、歌手としても成功した事でワンモアネームの特性が活かされて・・・いえいえ、この方はそんなものでは終わりませんよ。
2000年から「土曜ワイド劇場」の単発ドラマとして放送された「相棒」が好評を博し、02年から別枠で連続ドラマとなってシリーズ化されました。
「相棒」というタイトル通り2人の刑事が事件を解決していく物語ですが、相手役は初代の寺脇康文(てらわきやすふみ)さんから及川光博(おいかわみつひろ)さん、成宮寛貴(なりみやひろき)さん、反町隆史(そりまちたかし)さんと交代していったのに対し、水谷豊さんは足掛け20年にも及び、全シリーズに出演し続けているのです。
これはもう水谷豊さんのドラマと言っていいでしょう。
「相棒」は半年置きの周期で現在までに「season1〜19」が放送され、今や水谷さんのライフワークとなっています。
10代で「バンパイヤ」、20代で「熱中時代」、30代で「刑事貴族」、40〜50代で「相棒」と、ほぼ全ての年代で代表作と言える主演ドラマがあるんですねぇ。もうワンモアどころかツーモア、スリーモアですよ。
2017年には映画「TAP THE LAST SHOW」で主演すると共に監督としてメガホンもとりました。65歳で映画監督デビューとは、なんと自分に厳しいエネルギッシュな方なんでしょう。これまたワンモアな活躍ぶりですね。
奥さんの伊藤蘭(いとうらん)さんもそんな影響を受けてか、一昨年キャンディーズ解散以来41年振りに歌手としてステージに立ち、コンサートも行いました。
またお二人の娘さんである趣里(しゅり)さんも女優として既に多くのドラマや映画に出演しています。
一見ノーペアネームでも、文字のオプションでこれだけ良い事が起こるという顕著な例ですね。
皆さんもご自分の名前の良い部分、探してみてはいかがでしょうか?
その際はこちらの本も参考にしてください。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。