勝手にお名前診断 (第170回)※2020年7月2日の記事を改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第170回目の今日は柳沢慎吾さんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くとYANAGISAWA SHINGOとなり、
苗字の最後の文字「わ」と、下の名前の最初の文字「し」
フルネームの最初の文字「や」と、最後の文字「ご」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
「1人警視庁24時」や「1人高校野球」などのネタで、バラエティーで活躍しているイメージが強いこの方ですが、本職は俳優です。
素人時代に「ぎんざNOW!」という番組の「素人コメディアン道場」でチャンピオンに輝き芸能界へ。
「3年B組金八先生」にヤンキー生徒役で一話のみのゲスト出演でデビューを果たすと、コメディ仕立ての30分ドラマ「翔んだカップル」にギャグメーカーとしてレギュラー出演し「しゃがれ声(ハスキーボイス)の面白い奴がいる」と評判になり、以降続いた「翔んだライバル」「翔んだパープリン」などのシリーズに欠かせない存在となりました。
そして本格ドラマ「ふぞろいの林檎たち」に出演して中井貴一(なかいきいち)さん、時任三郎(ときとうさぶろう)さん、石原真理子(いしはらまりこ)さんなどの有名俳優と共演を果たします。
人気ドラマとなって続編も制作された事から(後々まで自慢の様に語り草にする)俳優業としての代表作になりました。
しかし、“ノーペアネーム”は芸能活動が「不安定」になりがちです。
「ふぞろいの林檎たち」以外は脇役やゲスト出演ばかりで、俳優業でブレイクとまではいきませんでした。
そんな中バラエティーの出演機会が増え、本人も素人時代の血が騒ぎだしたのか、水を得た魚の様に生き生きとし始めます。
そしてとんねるずの「ねるとん紅鯨団」の名物企画「集団見合いパーティー」の芸能人大会で、告白してフラれた相手に対し「あばよ!・・・いい夢見させてもらったよ!」と捨て台詞を言い放ち、これが大ウケします。
その後は他の番組でも要求される一発ギャグの様になり、バラエティー出演時の大きな武器となりました。
それからというもの、ウケる事に味を占めたのか「アイ・アイゲーム」の山城新伍(やましろしんご)さんのモノマネ(語尾にやたらと“チョメチョメ”をつける)なども披露する様になり、やがて「1人芝居」を開拓するに至ったのでした。
ノーペアネームは本業以外に力を入れる性質がある様です。
(斜体文字が加筆した部分です)
「1人警視庁24時」や「1人高校野球」は芸人からも面白いと絶賛され、もはや柳沢慎吾さんの代名詞となりましたが、一発芸としてはかなり尺を取る(フルでやると5〜6分かかる)為に生放送には向かず、かと言って下手にハショると面白さが半減してしまうという欠点があります。
またノーペアネームはMC運やレギュラー運が弱いという特徴があります。
そのせいかあれだけ面白い芸を持っていながら、何故かこれという代表的なレギュラー番組が少ないのです。
例えば、もしあなたの周りにテレビをほとんど見ない人がいたとして、その人にこの方を説明する時に「何曜日の何時にこの番組出てるよ」って、言える番組が少ないんです。
今でこそYou Tubeがあるのでいつでも見れますが、以前は知らない人の前でうっかり柳沢慎吾さんの話をすると、あのネタを一から説明しなけらばならないという、大変な目に遭っていたのです。
逆に言えば、先日紹介した高田純次(たかだじゅんじ)さん同様、準レギュラーやゲスト出演ばかりでも視聴者に強い印象を与えられる方、と言えます。
ノーペアネームは不安定なポジションでも実力を発揮出来る能力を持っているタイプでもあるのです。
また、ノーペアネームはトークにおいて長尺のネタよりも瞬発力で勝負するタイプが多く、お笑い芸人でも“ギャガー”と呼ばれる方々はほとんどノーペアネームです。
(ますだおかだの岡田圭佑(おかだけいすけ)さんなど)
柳沢慎吾さんもよく喋る割にはトーク自体は決して上手い訳ではなく、バラエティーに出演した時も意外と空気が読めずに流れを無視してしまいがちです。1人芸を極めるあまり他人との会話が下手になってしまったんでしょうか。そして隙があればすぐに得意の1人芝居に持ち込むのです。
ただ、これも岡田圭佑さんに共通して言える事ですが、番組の序盤で持ちネタを披露してしまう為、後半は息切れして口数が減ってしまうのが欠点です。
・・・と色々言いましたが、これらは芸人に対して言う事でしたね。
柳沢慎吾さんはあくまでも俳優ですので、皆さんもお間違いなく。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。