勝手にお名前診断 (第49回)※2020.12.19改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第49回目の今日は品川庄司のお二人です。
それぞれのお名前は品川祐さんと庄司智春さん、お二人とも本名です。
まず品川祐さんですが、
ローマ字で書くとSHINAGAWA HIROSHIとなり、
フルネームの最初と最後の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。
この様なお名前を最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。
続いて庄司智春さんはSHOJI TOMOHARUとなり、
苗字の最後の文字「じ」と、下の名前の最初の文字「と」、
フルネームの最初の文字「しょ」と、最後の文字「る」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
コンビ名は2人の苗字を繋げただけですが、偶然にも“リターンネーム”になっていました。
だからという訳ではありませんが、デビューして4〜5年の比較的早い内にレギュラーや冠番組を持つ売れっ子になりました。しかしそれが傲りの素となるのです。
では個人名ですが、まず品川祐さんから。
リターンネームの特徴の1つに「よく喋る」という性質があります。
この方も類に違わず非常によく喋る方です。“おしゃべりクソ野郎”と異名を取る程ですから。
しかし早く売れた為に天狗になってしまったのか、態度を誤ります。アウトローを気取って尖ってしまい、周りのスタッフから嫌われてしまうのです。
そうして冠番組はおろかレギュラーも減っていきました。どこの世界でも横柄な態度を取る人間は嫌がられます。当時屈辱を受けた若いスタッフが、今はディレクターやプロデューサークラスにまで出世して、「あの人だけは使いたくない」と根に持っている為、なかなか表舞台に復帰出来ないのです。
いわゆる「干される」状態になっていた品川さんでしたが、自ら原作を書いた小説「ドロップ」を監督、映画化する事で再び脚光を浴びます。
母音ではなく文字で見ると、品川祐(しながわひろし)と「し」という字が2つ入るので、コンビでも成功してピンでも成功する運のある“ワンモアネーム”でもあるんですねぇ。
(斜体文字が加筆した部分です)
更にリターンネームの「一歩下がると成功する」という特性が発揮されたのでしょう。映画監督は自分は画面に出ないという意味では裏方ですから。
お笑いタレントで映画監督と言えば北野武(きたのたけし)さんですが、やはりリターンネームです。映像を創り出す芸術的才能は、俳優(演者)向きのなめらかネームより上なのでしょう。
一方の庄司智春さんは素行が悪かった訳ではなく、ほぼ相方のとばっちりでコンビ共倒れとなり、タレントとしての活動は落ち込んでいました。
しかし当時人気アイドルだった藤本美貴(ふじもとみき)さんと結婚した事が大きな転機となります。
嫁の七光り(?)で仕事が増え、奥さんの愛称を呼ぶだけの「ミキティー!」というギャグ(?)まで生み出すのです。
もともとノーペアネームの悲しさか、相方の品川さん程のトーク力はなく、コンビで出演した番組でも9割方品川さんが喋っていたので、庄司さんにとって一瞬で笑いが取れるそのギャグは丁度いい武器となりました。
お笑いタレントでギャグを武器にしているタイプは、ノーペアネームの方が多いのです。
そしてノーペアネームの本業以外に向かっていく特性が、筋トレに力を注ぐ方向に発揮され、筋肉芸人の仲間入りを果たしました。
今やバラエティーに出演する時はタンクトップか、裸です。
「芸は身を助ける」と言いますが、この方の場合「身が芸を助けている」と言った方がいいでしょう。
仲が悪い事でも有名な品川庄司でしたが、結び付きが強くなるリターンネームのコンビ名のお陰か最近はかなり仲が修復したようで、2人で「品庄幕府」というYou Tubeチャンネルを開設した様です。(約20年前の初の冠番組「品庄内閣」に倣ったネーミングで、初心に帰ろうという姿勢が表れています。)
一昔前の漫才コンビは仲が悪いのが当たり前と言われていましたが、今はサンドウィッチマンのような仲の良いコンビのほうが好感度も高いようですね。
品川さんも若い頃よりだいぶ丸くなったようで、これからも庄司さんと仲良くした方が仕事も増えて、好感度も挽回出来るでしょう。あ、もちろんスタッフともね。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。