矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

サバンナ【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断  (第177回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第177回目の今日はサバンナのお二人です。

 

まずこの“サバンナ”というコンビ名は母音が「ア」だけで構成されているので非常に言いやすい名前(“ストレートネーム”)です。

最初と最後の母音が「ア」の“リターンネーム”は「ギャグが面白い」「顔が面白い」など単純明解なコンビが多く、小中学生など若年層から人気を集める傾向があります。 

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それぞれのお名前は高橋茂雄さんと八木真澄さん、お二人とも本名です。

 

まず高橋茂雄さんのお名前から見ていきましょう。

ローマ字で書くとTAKAHASHI SHIGEOとなり、

苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

また“たかはし しげお”と苗字から下の名前にかけて同じ文字が続く“連チャンネーム”でもあります。(福山雅治さんと同じタイプです。)

なめらかネームは男性歌手運の強い名前です。

実はサバンナは最近のコンビでは珍しく2人とも養成所(NSC)の卒業生ではない、言わばストリート出身のコンビです。M−1やキングオブコントなどの優勝経験も無い為東京(全国区)進出までには時間が掛かりましたが、ある番組への出演がきっかけでそのチャンスを掴みます。

皆さんは憶えているでしょうか?高橋茂雄さんがかつて「エンタの神様」の締めの歌ネタコーナーにサングラスを掛けて登場し「自由だ~っ!!」と叫んでいたのを。

「憶えている」という方にさらに質問です。ではそのキャラクターは何という名前だったでしょう?

 

正解は“犬井(いぬい)ヒロシ”でした。

なめらか(フォーカード)ネームじゃないですか!この名前は高橋さんが歌手のキャラクターを演じる時の別名義として考え出したものですが、無意識に歌手向きのなめらか+フォーカードの良い名前を選んでいたのです。

もし高橋さんが「エンタの神様」の歌ネタコーナーに抜擢されていなかったら、サバンナの東京進出は無く今だに関西でくすぶっていたかも知れません。

しかしそこはなめらかネームである高橋さんの男性歌手運が発揮されて唄う事でチャンスを掴み、さらにそのキャラクターを犬井ヒロシというなめらかネームにした事で、見ていた人にも「それ(歌手)っぽい名前だな」と受け入れられたのです。

 

東京へ進出してからは先輩タレントに媚びを売る太鼓持ち芸人と呼ばれ、余っている席の少ない芸能界で何とか自分のポジションを確立しました。

そして最近は「ザワつく!金曜日」などで司会業にも進出しています。

長嶋一茂(ながしまかずしげ)さん、

石原良純(いしはらよしずみ)さん、

高嶋(たかしま)ちさ子さんのワガママ3人を相手に進行するには相当な技量が必要でしょう。 

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この記事をご覧頂くと分かると思いますが、アナウンサーや俳優、お笑いタレントまで、なめらかネームの男性は司会者として大成している方が多いのです。

そして一度司会者の座に着いた方は、10年、20年と君臨し続ける場合が多く「大物司会者」と呼ばれるようになります。

そんな大物司会者がひしめき合う昨今のテレビ界で、新参者が席を確保するのは至難の技ですが、なめらかネームの方は性格的には真面目で勤勉、仕事熱心な方が多く、高橋さんも前向きに仕事(タレント業)に取り組んできた結果だと思います。

 

後になりましたが一応年上の八木真澄さんのお名前も見てみましょう。

ローマ字で書くとYAGI MASUMIとなり、

苗字の最後の文字「ぎ」と、下の名前の最初の文字「ま」、

フルネームの最初の文字「や」と、最後の文字「み」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

ノーペアネームは芸能活動が安定しない名前で、芸人の場合特に本業(お笑い)以外の道に走る傾向があります。

 

お笑い芸人なのに筋肉を鍛えたり、有酸素運動マンというキャラを生み出したり、

なかやまきんに君と2人で別のコンビザ☆健康ボーイズとしても活動するあたりに不安定さが出ていると言えます。

 

ただ、ギャグメーカー(ギャガー)と呼ばれる芸人は期せずしてノーペアネームの方が多く、八木真澄さんも「ブラジルの人聞こえますかーっ!?」や「うれしいたけ!」「・・・5秒ムダ使い!」などのギャグをたくさん持っています。(面白いかどうかは別にして)

あのきゃりーぱみゅぱみゅさんの名前も八木さんのギャグ「ぱみゅ!」からで、意味は分からないけど何となくカワイイから取ったそうです。

ノーペアネームは“リターンネーム”の様なトーク力が無い方が多いので、短いワードの瞬発力で勝負するほうが向いているのです。

 

今では高橋さんが単独でレギュラー番組を10本以上抱える程の売れっ子になりました。

どちらかがなめらかネームのコンビは、なめらかネームの方が本業で出世して生き残るというデータもあります。

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しかし八木さんが別のコンビでも活動するなどバラバラの状態に見えて「ヒルナンデス!」の木曜レギュラーなどコンビでの仕事も続いているのは、サバンナという名前が結び付きの強くなるリターンネームだからでしょう。

高橋さんが犬井ヒロシのキャラで営業のオファーが殺到した時も「サバンナとしてでないと営業は受けない」と言って八木さんも一緒に出演出来るようにしたそうで、先輩を立てる太鼓持ち気質が生きていたからかも知れません。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。