勝手にお名前診断 (第92回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第92回目の今日は野村義男さんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くとNOMURA YOSHIOとなり、
苗字(姓)の最初と下の名前(名)の最後の文字の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。
リターンネームは男女を問わずアイドルに強い名前です。が、
この方は“野村義男”名義での活動をほとんどしておらず、そのためかアイドル向きの特性は活かされませんでした。しかしリターンネームのもう1つの特性が活かされます。
野村義男さんは昨日紹介した近藤真彦(こんどうまさひこ)さんと同じ“たのきんトリオ” の“の”として、人気アイドルの仲間入りをしました。
たのきんトリオを中心に歌やコントが繰り広げられたバラエティー「たのきん全力投球!」に出演していましたが、先にレコードデビューしていた田原俊彦(たはらとしひこ)さんと近藤真彦さんが人気を二分していた為、野村義男さんは出番も少なく1番目立たない存在でした。
愛称は田原俊彦さんの“トシちゃん” 近藤真彦さんの“マッチ”に習って下の名前“義男”の“よ”を取って“ヨッちゃん”と呼ばれ、人なつっこい笑顔で親しまれましたが、彼だけがなかなかレコードデビューが決まらず、「ヨッちゃんはいつデビューするんだ」とファンもヤキモキしていた頃、ようやくその時が訪れます。
まず“野村義男”名義で「待たせてSorry」というタイトルのアルバムを出しますが、いきなりアルバムは相当なファンでないと手を出せませんよね。
その後ギターが好きだった事もあってかバンドとして本格的にデビューするのですが、いかんせんその名前が
THE GOOD-BYE(ザ・グッバイ)。
散々待たせてやっとデビューしたと思ったらもう「サヨナラ」かと。
いやそういう言葉の意味はさておき、最初の文字「ザ」と最後の文字「イ」の母音が違うのでリターンネームにはならず、法則的に見て良い名前とは言えません。
その年ライバルが少なかったせいか、レコード大賞の最優秀新人賞を獲ったのですが、せいぜいヒットしたと言えるのはデビュー曲だけだったように思います。THE GOOD-BYEはその名の通り、人知れず解散してしまいました。
◉再びの脚光
バンド解散後はジャニーズ事務署から独立し、“野村義男”名義でソロアルバムを発表しますが、ジャニーズという強力な後ろ盾を失った為かこの頃の活動はほとんど知られていません。その後もギタリストや作曲家などの音楽活動は続けていたものの表舞台からは遠ざかっていました。
世間では「消えたヨッちゃん」「ヨッちゃんは何処へいったのか」などと囁かれていましたが、思わぬところで彼は再び脚光を浴びます。
1998年に浜崎(はまさき)あゆみさんが歌手デビューしてブレイクした時、バックバンドに何処かで見た顔が!そう、ギタリストとして参加していた野村義男さんでした。
冒頭で触れたリターンネームのもう1つの特性、それは前に出るよりも1歩下がったほうが成功する確率が高いという事です。
“たのきんトリオ”時代は他の2人より一歩下がっていた事で人気を維持し、THE GOOD-BYEのボーカルとして前に出ると上手くいかず、浜崎あゆみさんのバックに廻ると再び日の目を浴びる。彼の活動ぶりはある意味リターンネームの典型と言えるのです。
まぁ地道にでも音楽活動を続けていたからこその賜物でもありますね。
浜崎あゆみさんについて詳しくはこちらをどうぞ。
その後は「仮面ライダー」の主題歌などを専門で演奏するバンド
RIDER CHIPS(ライダーチップス)を結成(ボーカルではない)するなど、バックバンド以外にも活動を拡げてきました。浜崎あゆみさんのテレビ出演機会が減少し、ツアーでもバックバンドを入れない様にしたそうですが、ギターの腕は誰もが認めるものですから生き残る道はいくらでもありそうですね。
そしてつい先日、24年ぶりとなる“野村義男”名義でのソロアルバムを発売したそうです。果たして、前に出て上手くいくのでしょうか・・・?
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。