勝手にお名前診断 (第21回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第21回目の今日は志村けんさんです。
ローマ字で書くと SHIMURA KEN となり、
下の名前が“けん”と短いので母音は「エ」だけになります。
あとは苗字の最初と最後の文字で、同じ母音のペアが揃うかどうかですが、
“し”の母音が「イ」、“ら”の母音が「ア」ですので
今回までのクイズやお名前診断に何度も登場した“なめらかネーム”でもなければ、“リターンネーム”でもありません。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から
“ノーペアネーム”と呼びます。
芸名は「名前の法則」的に見て決して良い名前ではないのですが、
この方の本名は志村康徳(しむらやすのり)という“ツーペアネーム”なのです。
そう、昨日の記事をご覧頂いた方はまだ記憶に新しいと思いますが、
芸名がノーペアネームで本名がツーペアネームという、
笑福亭鶴瓶(しょうふくていつるべ)さんと同じタイプの方なんです。
そのせいか鶴瓶さんとの共通項がいくつかあるのですが、一つ一つ見ていきましょう。
まずタレント“志村けん”としてですが、
ノーペアネームの特徴は「不安定」になるという事でした。
この方の場合は不安定とは意味が違うかも知れませんが、活動の母体が変わってきた歴史があります。
最初はザ・ドリフターズの一員として
(荒井注(あらいちゅう)さんと入れ替わる形で途中参加)
「8時だよ!全員集合」に出演して“東村山音頭”で子供たちの人気者になり、
次に加藤茶(かとうちゃ)さんとの息の合ったコンビで“ヒゲダンス”を流行らせ、
「全員集合」終了後にドリフから2人だけが残り「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」で、当時の土曜夜8時の裏番組「オレたちひょうきん族」に巻き返しをはかりました。
やがて完全に一人立ちし「だいじょうぶだぁ」で“変なおじさん”などのキャラクターを生み出すのですが、グループ、コンビ、ソロと、どの時代でもヒット番組や流行を生み出してきた歴史は、偉業と言うにふさわしいでしょう。
なのに、鶴瓶さんと同じく世間や後輩タレントの評価が低い!のです。
たけしさんやタモリさん、さんまさんなどは後輩タレントからもの凄くリスペクトされている感があり、「たけしさんに憧れてお笑い芸人になりました!」なんて話はよく聞きますが、あまり「志村けんさんに憧れて・・・」という話は聞きません。
何故でしょう?鶴瓶さんと同じく頭が薄いからでしょうか?
それもノーペアネームの宿命なのでしょうか?
何故か大物らしい風格のようなものが感じられないというか、オーラとかカリスマ性も薄い気がします。
それでも鶴瓶さんは本名のリターンネームの特性(話しの上手さ)を活かして現在の地位を築き上げたという事でしたが、志村けんさんの本名の特性はどこに活かされたのでしょうか?
志村さんは主にコント番組を中心に活動してきたので、なめらかネームの俳優向きの特性が活かされたと考えられます。コントとは言え台本があって芝居をする訳ですから、やっている事は俳優とほぼ同じですからね。
あと一つ言える事は、身体が丈夫になる特性も活かされていると思います。
志村さんは現在69歳という年齢にも関わらず、コント番組を続けています。
(不定期のスペシャルでは「バカ殿様」や「だいじょうぶだぁ」、レギュラーでは「志村でナイト」など。)
しかもドリフターズ時代からずっと一線で活躍してきたと考えると、全お笑いタレントの中でも一、二を争う程のキャリアになるのではないでしょうか?
ただ悲しいかな、コントの役柄を演じてメイクをしている事が多いので、素顔で出演している番組が少なく(「志村どうぶつ園」ぐらい?)志村さん自身の意見を発する機会も少ない為、大物としての威厳を保てていないという状況にある気がします。
まあ最近の“コメンテーター”になりがちなお笑いタレントよりも、
“コメディアン”としての生き様を貫いているという意味では、その方が立派だと思いますけどね。
この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。