矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

ブラックマヨネーズ(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第243回)※2021年1月19日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第243回目の今日はブラックマヨネーズのお二人です。

 

それぞれのお名前は吉田敬さんと小杉竜一さん。

お二人とも本名です。

 

吉本の養成所NSCの同期で別々のコンビを組んでいた2人でしたが、小杉さんの相方が引退した事を機に吉田さんもコンビを解消して、1997年に結成されました。

ブラックマヨネーズというコンビ名は、Mr.Childrenの様に本来は結び付かない真逆の意味の言葉を組み合わせるという狙いで名付けたものです。

偶然母音が「ウ」で始まって「ウ」で終わる“リターンネーム”になっていた事で、関西では早くからレギュラー番組を持つなど活躍していました。

結成当初はまだ小杉さんの髪もフサフサでスリムだった為、イケメンとブツブツのアンバランスさが魅力となっていたのです。

しかし2005年に「M−1グランプリ」で優勝した頃には小杉さんの頭が薄くなり、いつしかハゲとブツブツのコンプレックスを抱えた者同士のコンビになっていました。

 

まず吉田敬さんから見ていきましょう。

ローマ字で書くとYOSHIDA TAKASHIとなり、苗字の最後と下の名前の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事からなめらかネームと呼びます。

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なめらかネームは司会者、俳優向きの名前ですが、そのオファーが少ないのは下の名前が“たかし”と読まれにくいからでしょう。

コンビ名のブラックマヨネーズが少し長いので“ブラマヨ”と略され、“ブラマヨ吉田”と呼ばれる事が多いからとも思われます。

なめらかネームは「身体で稼ぐ」タイプなので、吉田さんも必然と身体の一部である顔が売りになっていきました。

ブサイク芸人と呼ばれて顔を売りにしている他の芸人も、計らずもなめらかネームが多いのです。

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月の表面の様な凹凸だらけの顔面(失礼)を犠牲にした自虐ネタは鉄板であり、バラエティーでも大きな武器となっています。

またリターンネームの様に雄弁なタイプではありませんが、必ずオンエアにのる(ウケる)一言を言い放つので、手数(口数)は少なくてもキッチリ仕事をしている印象があります。

母音ではなく文字で見ると下の名前(たかし)に「たか」という音が入る“たかたかネーム”でもある為、ルックスに関係なくリスペクトされる傾向があります。

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関西ローカルの「ウラマヨ!」やBSの「ブラマヨ弾話室」、東海テレビで放送されていた「ブラ迷相談部」などでも吉田さんが相談役となり、ゲストや視聴者の悩みを解決してきました。吉田さんの言葉が“金言”とされ、有難がられているのです。

アンガールズ田中卓志(たなかたくし)さんの様な完全な“いじられキャラ”ではない所にその差が出ているのでしょう。

全国ネットでは「バイキング」のパネラーとして、的確なコメントをしていますね。むやみに喋るのではなく、一言で決める仕事人タイプと言えるでしょう。

 

一方の小杉竜一さんは、KOSUGI RYUICHIとなります。

苗字の最後の文字「ぎ」と、下の名前の最初の文字「りゅ」、

フルネームの最初の文字「こ」と、最後の文字「ち」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。 

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“ノーペアネーム”は本来司会者向きでも俳優向きでもありません。

ブラックマヨネーズの番組では一言で決めるタイプの吉田さんに代わって進行役を務めていますが、コンビを離れた所でも関西ローカルの深夜枠で武井壮(たけいそう)さんとのダブルMC(レギュラー放送は終了)と、司会者としてはまだまだ不遇の様です。

たまにドラマや映画に出演しても、ルックスで役柄が限定される事と、作品自体にも恵まれていない為ほとんど知られていません。

唯一適性に合ったCMのジャンルでも、関西老舗の遊園地「ひらかたパーク」のイメージキャラクター“ひらパー兄さん”の座を枚方(ひらかた)市出身の岡田准一(おかだじゅんいち)さんに奪われてしまいました。ノーペアネームは安定しない名前なのです。

ツッコミの上手さは高く評価されていますが、ノーペアネームの特徴であるギャガータイプでもある為、「ヘイヘイオーライ!」や「美味い!ヒーハー!」などのギャグがクローズアップされがちです。

結局薄くなった頭と、間食のし過ぎで太った身体(本人曰く“わがままボディー”)のダブルいじられキャラになってしまいました。

やはりノーペアネームは安定しない名前なのですね。

 

2人ともルックスのハンデがあるせいか、全国ネットでは「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」以外はパネラー出演が多いブラックマヨネーズですが、関西ローカルではメインMCの番組を複数抱えるなど、やや関西よりの活躍となっています。

とは言えテレビだけで週のレギュラーが6本と、派手さはないものの充分“売れ続けている”コンビなのです。

ただ人の容姿を批判する事がコンプライアンス的に難しくなった時代、コンプレックスを“売り”にしてきた2人がどこまで生き残っていけるか、手腕が試されるところにきているでしょう。(斜体文字が加筆した部分です)

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。