今週はいつもの「お名前診断」をお休みして雑記Weekをお送りしています。
一応名前にまつわる話とか、有名人やヒット曲にまつわる話、あと最近テレビを見ていて思った事など、芸能人の方の名前も最低1人は何処かに入れて、ブログのタイトルから逸脱しすぎないようにするつもりです。
4回目のテーマは
“ちょっと”、ちょっと多すぎない?です。
『ちょっと多すぎって、日本語としておかしくないか?』
「おかしいですよね、でもこういう使い方をしている人が多いという事を言いたいんで、敢えてこういうタイトルにしました。」
『で、これが?』
「私が今1番言いたい事です。」
『昨日も一昨日も1番言いたい事って言ってなかったか?』
「まぁ正直今回は、気にならない人からすればどうでもいいような話なんですけどね。」
『じゃあ言わなくてもいいって事か?』
「いや私も気になる前は気にならなかったんですけど、気になり出したらめちゃめちゃ気になるんです。」
『そんなに気になる気になるって言われたら、こっちも気になるだろ!いいから言ってみろ。』
実は最近テレビを見ていて思った事なんですけど、“ちょっと”をむやみやたらと使う人が多いんですよ。
『ザ・たっちだろ?ちょっと!ちょっとちょっと!って。』
「違うんです。ザ・たっちの2人はギャグとして目的を持って言ってるからいいんですけど、意味なく“ちょっと”を使う人が多いんで困ってるんですよ。」
“ちょっと”って少量を表す言葉じゃないですか?
なのに、ワイドショーでも最近頻繁に扱われるコロナ関連のニュースで、1日の感染者数が発表されるとコメンテーターの人が
「これは“ちょっと”多いですね。」ってよく言うんです。
えっ?ちょっとなの?多いの?どっち?
少量なの?過度なの?どっち?ってなりませんか?
『気にし過ぎだろ?俺なんて全然気になんねぇけどな。』
他にも悪質な犯罪のニュースの後には
「これは“ちょっと”ひどいですね。」とか言うんです。
えっ?結構悪質な犯罪なのに、“ちょっと”しかひどくないの?って思いませんか?
『その“ちょっと”は度が過ぎてるっていう意味の“ちょっと”だろ?お前が気にし過ぎだって!』
「いや私もさっき言った様に、気になり出す前は気にならなかったんです。」
私が気になり出したきっかけの1人が、森三中の黒沢かずこさんなんですけど、
ある番組でこんな風に言ってたんです。
私は基本テレビ番組は録画して後から見る派なんで、そのシーンが気になって保存してたもんですから、忠実にありのままを文字におこしますね。
そこには明石家さんまさんをはじめ他の芸人さんも大勢いて、黒沢さんがこう話を切り出しました。
「ちょっとあのー、皆さんちょっと、ちょっと聞きたいことがあるんですけど・・・。」
『確かに“ちょっと”が多いな。』
更にもう一回、また話を切り出す時に、
「ちょっと待ってください!ちょっと我々からさんまさんにちょっと、見ていただきたいものがあるんですけど、ちょっといいですか?」
『最後は宗教の勧誘みたいになってるじゃないか!』
「ね?これだけの短い文、時間にしたら4秒か5秒ぐらいの間に、“ちょっと”を3回も4回も言ってたんです。これで私も“ちょっと”多いなって気になり出して・・・。」
『その“ちょっと” は“ちょっと”が多いっていう意味の “ちょっと”なのか、“ちょっと”度が過ぎてるっていう意味の“ちょっと”なのか、どっちなんだよ?』
「“ちょっと”が多いっていう意味の “ちょっと”です。」
『あーもう、訳分かんねぇ!』
確かに“ちょっと”にはいろんな意味の “ちょっと”があって、使い方も様々ですよね。
会話を切り出す時の“ちょっと”
『🎵ちょっとおっさん、これナンボ?』
by笠置(かさぎ)シヅ子「買い物ブギ」
人を制止する時の“ちょっと”
『ちょっと待ってくださいよ!』by東野幸治(ひがしのこうじ)
怒った時の“ちょっと”
『ちょっと!どこ見てんのよー!』by青木(あおき)さやか
本当はものすごく感動してるのに体裁を振る舞うために「そんなでもないよ。」という時の“ちょっと”
『難しいな。いやこれはちょっと感動しましたね。』by・・・立川志らくでいいや!
他にも、相手に気を使ってる時の“ちょっと”
「こういうのはちょっと良くないんじゃないかと思います。」
自分のコメントに自信がない時の“ちょっと”
「政府の対策もちょっと遅かったんじゃないかと思います。」
次のコメントを考える間を埋める為の“ちょっと”
「やっぱりちょっと・・・うーん、ちょっとねー。」
あとVTR流す前の、いわゆるV振りの時に、
「ちょっとこちらを、ちょっとご覧ください。」って言う人がいる。
これ絶対どっちか要らないですよね?もっと言うとどっちも要らないです。
「こちらをご覧ください。」だけでいいのに、無駄な“ちょっと”を2回も言ってしまう。
この“ちょっと”は無意味な“ちょっと”ですけど、もし意味を持たせたとしたらVTRほんの“ちょっと”しか見れませんよ!
『“ちょっと”何言ってるか分からないですけど。』by富澤(とみざわ)たけし
「“ちょっと”の効果をみくびってると言ってるんです!」
いいですか?“ちょっと”には少量化する効果があるんですよ。
“ちょっと”1回で半分になるとしたら、もう1回でさらに半分になるから4分の1になる。
VTR4分の1しか見れないって事になるじゃないですか!
『まぁ理屈で言えばそうなるんだろうけど・・・。』
最近のテレビ番組って、画面の下によく字幕が出ますよね。
その字幕を作成するスタッフもこの“ちょっと”は要らないんじゃないかと思ってスルーされてる事がよくあるんです。出演者は“ちょっと”って言ってるのに字幕になってない。それくらい無駄に“ちょっと”を言う人が多いんですよ。
今はある事情で出られなくなってる渡部建(わたべけん)さんも、「行列のできる法律相談所」でゲストにプレゼントを渡す時に
「いやちょっとね、せっかく来て頂いたんで、ちょっとプレゼント用意させて頂いたんですけど、いいですかちょっと、」と5秒ぐらいの間に“ちょっと”を3回も連発してました。これも録画して保存してあったんで、一言一句忠実に再現してます。
タレントやコメンテーターはまだしも、正しい表現を習得している筈のアナウンサーまで、スポーツ実況の時には「ちょっとボールが逸れましたねー。」とか言うんです。
“ちょっと”は口語の中でもかなり砕けた表現だから、“ちょっと”じゃなく“少し”のほうが適切じゃないかと思うんですけどねぇ。
野球解説者で言うと江川卓(えがわすぐる)さんも“ちょっと”が多いです。
「ストレートばっかりだとちょっと不安ですね、ちょっと変化球も混ぜないと。」みたいな感じで・・・。
『気にし過ぎだって。』
これは自分の意見を自身を持って言い切れない、曖昧な表現を得意とする日本人特有の性質なんでしょうかねぇ?何か避難を受けた時に言い逃れ出来る様に、はっきりと明言する事を避けている内に“ちょっと”を言う癖がついたんじゃないかとも思えます。
私はテレビを見ていて“ちょっと”が気になる様になってしまってから、家電量販店の店員も“ちょっと”が多い事に気付いてしまいました。
「ちょっとこちらのメーカーですと、ちょっと容量が少ないですねぇ。・・・こちらはちょっと値段が高くなります。・・・ちょっとお値段調べてみますね。」
と、ちょっとの大安売りですよ。もう“ちょっと”が気になって話が入ってこないくらいです。
『おい、もうテレビの話でもなくなってるぞ。』
「そうでした。家電量販店に用がないと体験出来ませんもんね。ではテレビ出演の多いタレントで、実は1番“ちょっと”が多い方をご紹介しましょう。」
“ちょっと”が1番多いのはマツコ・デラックスさんです。
オカマ?ニューハーフ?おネエ?の方々独特の喋り方なんでしょうけど、
「やだちょっと、」とか、「ちょっといいわよこれ。」とか、とにかく“ちょっと”を連発します。
皆さんも一度マツコさんの番組を“ちょっと”を意識して見てください。
次から他の番組見る時も“ちょっと”が気になって仕方なくなりますよ。
いや、もうこの記事を読んでしまった時点で、あなたも今日から
“ちょっと” 気になる病の仲間入りです。
「いやぁー、今日も言いたい事言えてスッキリしました。ブログっていいもんですね。」
『もう言いたい事言い尽くしただろ?』
「いやまだまだ言いたい事あるんです!」
今回は雑記なので本の告知はしないでおこうかと思いましたが、まだまだ自粛生活長引きそうですし、おうち時間の退屈しのぎに、あとGo Toキャンペーンの旅のお供にこちらの本はいかがでしょうか?
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これからもいろんな事をボヤいていくつもりです。
『🎵ちょっと待ってよ、グッバイ優しい声で〜、』
「これはイージーかな?」
ではまた次回をお楽しみにー。