勝手にお名前診断 (第148回)※2021.5.12改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第148回目の今日は常盤貴子さんです。
このお名前は本名ですが、現在は結婚され姓が長塚に変わっています。
ローマ字で書くと=TOKIWA TAKAKOとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
また、フルネームの最初と最後の母音が同じ「オ」である事もよくわかります。
この様なお名前を、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。
つまり常盤貴子さんは、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。
2つのペアができるこのタイプのお名前を、トランプ(ポーカー)の役にかけて“ツーペアネーム”と呼びます。
2つのペアの相乗効果か、芸能界でも特に人気の高い方が多いのです。
まず“なめらかネーム”の特徴ですが、男女を問わず俳優業に強く、当たり役やヒット作に恵まれやすいという特性があります。
短期大学在学中に、芸能事務所(スターダストプロモーション)の門を自ら叩いて同事務所に所属した常盤貴子さんは、ドラマなどに出演するも脇役ばかりで、なかなか日の目を見る事が出来ない状態が続いていました。
いくら良い名前でも世間に知られていなくては効果はありませんからね。
しかし1993年に放送されたドラマ「悪魔のKISS」で、借金地獄から風俗嬢に転落する女子大生役を演じ、バストトップを露わにするヌードシーンにも挑戦して話題を呼びました。
“なめらかネーム”の女優は「ヌードも辞さない」覚悟の強い方が多いのです。
母音ではなく文字で見ると(ときわたかこ)と、「き」と「か」の字が入る“お・か・きネーム”でもあります。(斜体文字が加筆した部分です)
この名前タイプは「自分に厳しい」方が多く、必ず女優としてスターになると決意して芸能界に入ったものの、なかなか日の目を見る事が出来ずにいた自分に対する戒めでもあったと思われます。
言葉は悪いですが、一歩間違えれば「簡単に脱ぐ安い女優」のレッテルを貼られ、以降はVシネマの様なヌードありきの仕事ばかりになっていたかも知れません。
しかし下の名前に「たか」という音が入る“たかたかネーム”でもあった為か、「度胸がある」と業界からも一目置かれ、女優としての地位が下がるどころか向上したのです。
この“たかたかネーム”の方は、
俳優では高倉健(たかくらけん)さんや水谷豊(みずたにゆたか)さん、
女優では高島礼子(たかしまれいこ)さんや松たか子さん、
男性歌手では尾崎豊(おざきゆたか)さん、
女性歌手では髙橋真梨子(たかはしまりこ)さん、
お笑いではタモリ(本名:森田一義(もりたかずよし))さんなど、
芸能人の中でも特にリスペクトされる方が多いのです。
だからヌードになっても見下されず、むしろ地位が上がったのではないかと思われます。
勇気を出して果敢に挑戦した結果、主役級の仕事がどんどん舞い込むようになり、ドラマ「愛していると言ってくれ」では豊川悦司(とよかわえつし)さんとW主演を果たしました。
耳の不自由な主人公を献身的に支える恋人を演じて感動を呼び、ドラマも高視聴率を獲得、一気に女優・常盤貴子の名を世間に轟かせたのです。
その後も連続ドラマでは主演が続き、2000年に木村拓哉(きむらたくや)さんと共演した「ビューティフル・ライフ」ではまたも高視聴率を記録し、女優としての地位を揺るぎないものにしました。
◉海外での活躍
出演したドラマが中国・アジアでも放送された事で、常盤貴子さんの名前は海外にまで広まっていました。ドラマだけでなく映画にも挑戦したいという本人の要望もあり、香港と日本の合作映画「もういちど逢いたくて/星月童話」で香港のスターだったレスリー・チャンとの共演を果たします。
ここで“リターンネーム”の特性を見てみましょう。
実は海外進出運が強い名前なのですねぇ。
他にも「ファイターズ・ブルース」ではアンディ・ラウとのW主演など、香港の大物俳優とも肩を並べました。
なめらかネームの特性で当たり役やヒット作に恵まれたと言うよりは、この方の場合自分からどんどん挑戦してそのチャンスを掴んでいったと言うほうが近いでしょう。自分への厳しさが良い方向に働いた例だと思います。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。